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戦始末 (講談社文庫)

戦始末 (講談社文庫)

戦始末 (講談社文庫)

作家
矢野隆
出版社
講談社
発売日
2020-01-15
ISBN
9784065183434
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戦始末 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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しんごろ

殿軍戦を題材にした七編からなる短編集。武将の覚悟というのがひしひしと伝わってきた。とくに高橋紹運の話は、まさに命を賭けた覚悟であり、こんな男気溢れる武将がいるのかと引き込まれた。馬場信春の話は、かなり物語性のある話ではあるが、個人的には好きな話であった。七編とも良かったけど、帯に短し襷に長しという感じ。どれも短編では物足りなさを感じ長編で読んでみたいと思ったのは、全ての短編が良かったんだろうな。とくに高橋紹運の長編を読んでみたいと思った。著者から、覚悟の美学というのを学んだような短編集だった。

2023/12/31

あも

窮地の撤退戦、滅びに向かう最後の戦、仲間のために捨て石となる戦。負け戦だからこそ輝く武将の生き様を描いた短編集。一言で言うなら【堅実】な小説。人口に膾炙したイメージを絶対に外してこない。それを安心して読めると取るか、無難で退屈と取るかは読者次第。と厳しめに始めてしまったが、題材となった人物・戦をよく知らない方には間違いなくオススメできる1冊。実際、好きな武将の話(堀久太郎、石田三成)は、そうそう!この人はこうでなくては!と思ったし、余り詳しくない武将(柴田勝政や高橋紹運)については、ほほう…と思わされた。

2020/02/16

三代目けんこと

木下藤吉郎、馬場信春、柴田勝政、堀秀政、高橋紹運、島津義弘、石田三成。負け戦の中での生き様、しかと見届けた。馬場信春と言いたいとこだが、高橋紹運カッコいい!「高橋紹運っ、ここにありじゃっ」

2020/03/19

ブルちゃん

いやー最高だな。最後の石田三成は少し残念だったけど、他の話は大満足😆堀秀政はイメージ通りで更に好きになったし、高橋紹運は知らなかったがその侠気に魅了されてしまった。馬場信春は、私の中では不気味なおじさんだったんだけど、この話読むと、人間感があった。島津は読後、なんだこの感覚🤔パクリ?と思ったら決戦!で一回読んでた🤣笑 にも関わらず入り込んだー!一編が短い中、ここまで魅力を引き出せる作者様スゴイな。大満足の読書✨

2020/10/08

けやき

戦国時代の武人を描いた短編集。個人的には冒頭の金ヶ崎の退き口を描いた「禿鼠の股座」が面白かった。

2020/12/11

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