KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

進撃の巨人(31) (講談社コミックス)

進撃の巨人(31) (講談社コミックス)

進撃の巨人(31) (講談社コミックス)

作家
諫山創
出版社
講談社
発売日
2020-04-09
ISBN
9784065186893
amazonで購入する Kindle版を購入する

「進撃の巨人(31) (講談社コミックス)」のおすすめレビュー

12月期はいよいよ最終回! エレンに交渉をもちかける「車力の巨人」ピークは裏切り者? それとも……/アニメ「『進撃の巨人』The Final Season」第16話

©諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

 今回の16話で、「The Final Season」は一度幕を閉じる。6月9日には原作漫画の最終巻となる第34巻が発売され、アニメの続編は今年冬に放送が決定している。

 最終話は雷鳴のような轟きから始まる。

 前話のラスト、ジークを載せた荷台と馬車、そして彼を連れていたリヴァイが燃え上がった。その音である。死にそうなジークを拾ったのは、知性を持たない巨人。前回、ジークの脊髄液によって巨人化したリヴァイの部下の生き残りだろう。その巨人は自らの腹を裂き、中にジークを入れる。

 オープニングテーマが終わると、場所はパラディ島壁内に変わる。駐屯兵団司令官ピクシスとマーレから来た義勇兵イェレナの緊迫した会話だ。イェレナが、憲兵の集うレストランに持ってきたワイン。そこに脊髄液が入っていたことによって、兵団幹部と義勇兵は完全に決裂した。

 ジークを崇めるイェレナは、狂信者のような表情をずっと浮かべており、「義勇兵」という言葉のイメージからはほど遠い。

 一方、アルミン、ミカサ、ジャン、コニー、そ…

2021/3/30

全文を読む

「獣の巨人」ジークの過去、そして目的がいよいよ明らかに/アニメ「『進撃の巨人』The Final Season」第15話

©諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

 塔からエルディア人が住むレベリオ収容区を眺める夫婦と幼い息子。彼らは腕に腕章をつけている。塔の職員はにこやかに挨拶していたが、家族がエルディア人だと気づいたとたん表情を曇らせ水をかける。走り去る家族は、さらに道行くマーレ人から心ない言葉をぶつけられる。

「悪魔め」 「収容区から出て来るな」

 夫婦のうち夫はグリシャ、息子は幼少期のジークだ。

 ジークは戦士候補生として日中は訓練に励み、夜は祖父母に預けられる。祖父母はなぜグリシャたち夫婦が夜外出するのかいぶかしみながらも、孫のジークを可愛がっている。

 両親と遊ぶ時間のないジークは孤独だ。グリシャはマーレにいる他のエルディア人とは異なる教育をジークに施していた。マーレが教える歴史は作り話だというのだ。ジークは両親に愛されたくて勉強するが、戦士になりたいわけではない。

 そんな彼が知り合ったのが、「獣の巨人」の能力を持つ戦士クサヴァーだった。二人は仲良くなり、戦士と仲良くなったことを嬉々として親に話そうとした夜、彼は両親の抱える秘密を…

2021/3/28

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

進撃の巨人(31) (講談社コミックス) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

海猫

だいぶ展開が煮詰まってきているのはわかるが、誰がどういう目的で動いているのか?複雑化してきていよいよわからなくなってしまった。前々から思ってたけど、やっぱり巻数さかのぼって読み直しが必須だな。

2020/04/10

ゼロ

エレンは計画を発動する。地ならしによって世界をほろぼすこと。その理由は、エルディア人を守るため、みんなを守るため。その選択を聞いて喜ぶもの、困惑するもの、利用するものが現れる。一ついえることは、エレンは取り返しのつかないことを行い、どちらかを滅ぼすまでは、この戦いは終わらない。一方、エレンの声を聞き、アニが蘇る。そして、リヴァイは死んだと思いきや、ハンジ共に生きていた。喜びを噛み締める。もう世界はどうなるのか分からない。ただアルミンやミカサらは、エレンをこのままにしておかないのは確かなことだ。

2021/06/12

眠る山猫屋

エレン・イェーガーにとって〝家族〟とは。家族を守る事しか考えないという選択は、やはり彼が変わっていないという事なのだろうか。歪んでいるようで真っ直ぐな選択を間違っているとは誰にも言えない。そしてエレンの〝家族〟たちが、エレンのために立ち上がる。ちょっと熱い展開が還ってきたようだ。

2020/08/20

TaHi

前巻では、巨人のルーツが1つ明らかになり話が収束する方向に向かい、その直後壁の巨人が解放され、いよいよ彼らが暴れ始めるのかと期待したところで終わった。とても面白かった。ところが、今回は、夥しい壁の巨人たちの活躍はフォーカスされず、かなり混沌とした状況になってしまい再び話の展開が発散してしまったように思った。少し残念。とはいえ、これらはこれからの布石と思われるので次巻以降楽しみにしたい。特に、大変な事になったエレンの全容とその暴れぶりに期待したい。ちなみに発散と収束を繰り返すのはこの漫画のパターンなのかな。

2020/05/11

ひろき@巨人の肩

ミカサの回想で明らかとなるマーレ国潜入時のエレンとの別れ。そしてエレンの真意を掴めぬまま、始祖の巨人と化したエレンは、壁外世界滅亡に向け超巨大巨人の地鳴らしを開始した。一方、パラディ島内はジークの脊髄液を飲んだ巨人達が街を壊滅し、イェーガー派がマーレ義勇軍、マーレ軍、調査兵団の制裁を進める。その中でシャーディス教官の奮戦、アニの氷解、ガビとカヤの和解、コニーの母との決別と、それぞれが困難を乗り越える。そしてハンジ/リヴァイとピークが出会い、イェレナの救出、調査兵団104期生の合流と新たな絆が芽生え始める。

2024/01/16

感想・レビューをもっと見る