タマ、帰っておいで
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タマ、帰っておいで / 感想・レビュー
starbro
横尾 忠則が、愛猫タマを描いたレクイエム画集です。こんなにも猫愛が溢れているとは思いませんでした。新型コロナウイルスの影響で展覧会は、延期のようですが、開催されたら是非観てみたいにゃあ(=^・・^=) http://www.nishimura-gallery.com/exhibition/2020/Yokoo_Tama2020/Yokoo_Tama2020.html 3月は、本書で読了です。
2020/03/31
タカユキ
亡くなった猫の絵を描き続ける事で自らが癒されるてゆく。横尾忠則さんの愛と哀しみに満ちた言葉が詰まった画集。「アート作品にするのではなく猫への愛を描いた」でもそれこそ「アート」。大切な存在を表現して残し、愛してやまない。1ぺージの重さが心にしみる。タマがどんな猫で、どのように愛されていたのかが伝わる。ペットロスではなく、家族を亡くした悲しみが伝わる。自分の生涯の宝物の1つになりました。横尾さんの純粋な心に触れることができました。タマの最期の姿が目に焼き付いています。全ての絵と文章に愛情を感じられました
2021/01/16
鱒子
図書館本 横尾忠則さんが亡き愛猫タマへ贈るレクイエム。横尾さんといえばポップな色とエキセントリックな絵柄が真っ先に浮かびますが、本書では自分の老境を見つめながら記憶の猫を優しく穏やかに描いておられます。タマを想う文章と絵は、時系列に並んでいるわけではないのでちょっと混乱しました。しかしその構成のおかげで余韻の残る本になっています。もうウルウル(涙です。
2020/06/16
リッツ
横尾忠則さんの筆によるタマの存在感がすごい!あ~そうそう猫がいる!そして熱いタマへの言葉。とても分かる、何年たっても想ってしまう『帰っておいで』1人で部屋にいる時いつものように扉の影からあの子がすっと現れてくれたら…。そんな気持ちに応えるような最後の「タダノリ君へ」そう私達は本当は分かっている、それでも愛おしい君を想わずにはいられない。
2020/05/06
こまり
15年共に暮らし、死んでしまった愛猫タマへの哀惜の想いがこれでもかと綴られている。横尾忠則さんがこういうタッチの絵を描く人とは知らなかった。後姿、寝姿、あくびなど自然で何気ないタマの絵が本当に素晴らしい! そして見ているこちらまで哀しくなりタマが愛おしくなる。横尾さんの慟哭のような言葉の数々が胸に刺さる。タマへの弔辞で始まり、最後は「タダノリ君へ。タマでーす。」で始まる文章で少し明るく終わるのも泣き笑いのような気持ちになれて良かった。
2020/09/24
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