読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

詩とは何か (講談社現代新書)

詩とは何か (講談社現代新書)

詩とは何か (講談社現代新書)

作家
吉増剛造
出版社
講談社
発売日
2021-11-17
ISBN
9784065188279
amazonで購入する Kindle版を購入する

詩とは何か (講談社現代新書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

佐島楓

この本を読んで、詩とは何かと明確に論ずることができるひとはおそらくとても少ないと思われる。ただ、絵画や小説など、ほかの芸術との共通項を考えれば、頭で考えて書くというよりより身体的な何かが発露したときに出来上がってきたものが詩なのではないだろうか。そういうもののほうが長くひとびとの心に残る。いろいろと作中で示してくださっていることがらから、それくらいしか私は読み取れなかった。

2021/11/24

black_black

序盤は詩を味わう視点や詩が生み出された時代背景などをとらえながら、それぞれの詩の持つ力について語られる。 中盤以降、著者自身の詩との向き合い方や製作過程が独白のように綴られていくのだが、その内容はひと言で表すなら「精神世界」そのもの。本書においては思考をまとめ上げたり端的な言葉で表すよりも、言葉や思考がさまよい漂う状態に価値を置いているような文体が特徴的。 著者の作品と、絵画・ジャズ・哲学などが地続きになっていることを伺い知ることが出来るが、一般人には到底たどり着けないような境地だとも痛感した。

2022/01/04

まどの一哉

詩魂もなく著者の作品にも不案内な私だが、めずらしい読書体験を得た。 前半では詩の「様々な姿について」、ディラン・トマスやエミリー・ディキンソン、パウル・ツェラン、吉本隆明、石牟礼道子、啄木、透谷など。知らなかった作家も含めて魅力的に紹介され楽しい。 ところが後半「詩の持つ力とは何か」になると、著者独自の詩作過程、いかにして詩が立ち上がってくるかが語られ、それが音でもあり画像でもあり、はっきりとした形をとる以前のイメージそのものが明らかにされ驚いてしまう。

2021/12/21

感想・レビューをもっと見る