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誘拐屋のエチケット

誘拐屋のエチケット

誘拐屋のエチケット

作家
横関大
出版社
講談社
発売日
2020-03-25
ISBN
9784065189870
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誘拐屋のエチケット / 感想・レビュー

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starbro

新型コロナウィルス対策購入シリーズ第57弾、横関 大は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、神様休暇中ユーモア・ミステリ連作短編集でした。伊坂 幸太郎のようなテイストです。本職は、専門職として実在しているのでしょうか?「プロフェッショナル 仕事の流儀」で放送したら面白いでしょうね(笑)

2020/05/26

しんたろー

誘拐屋・田村が新人・根本と何かしらトラブルの渦中にいる人と関わることによって、結果的にトラブルを解決する7つの連作短編…横関さんらしい軽妙なタッチでユーモア・ハードボイルドと言える。各々の事件自体は呆気なく感じる結末で「軽いな~」と侮っていたら、最終章でそれまでの事件や人間関係が繋がって、伏線の回収は納得できるし、人情劇として泣き笑いできる創りになっているのが良かった。ご都合主義な部分が散見はするが、登場人物・状況設定・スケール感などが連続テレビドラマに丁度良いので、多くの業界人が群がってきそう(苦笑)。

2020/07/16

修一郎

政治家や芸能人を一時隔離するために便利に使われる誘拐屋さんのお話です。50万円ぐらいからやってもらえて,なんなら一般の人もお気軽に頼める誘拐屋さんです。ちなみにカルロス・ゴーンさんが頼んだ脱出屋さんは22億円だそう。エッジの効いた小話を一つ一つ繋いで最後に大団円で収束する展開は横関さんの得意技です。すべてが収束するラストはそれはそれは爽快感!おもわずほろっと来てしまいました。この爽やかな驚きが横関さんの真骨頂。面白かったです!!

2020/07/03

モルク

依頼を受け誘拐し指定された場所まで届けることを生業とする誘拐屋、クールで敏腕な男タムケンこと田村健一。一匹狼でやって来たが、見習い根本を相棒に押しつけられる。この根本、滅法情に脆く涙を流す。タムケンは根本にペースを乱されるが…。コメディタッチのようではあるが、伏線が散りばめられ、6つのばらばらに見えた話が7話目でまとまっていく。恐るべし根本…。そして「神様は休暇中」という台詞が好きだけど、残念ながらこの言葉を拝借する機会はない。テンポよく進みおもしろかった。

2020/12/20

kotetsupatapata

星★★★☆☆ ありそうで絶対に無さそうな職業「誘拐屋」 こういったシチュエーションつくるのは巧い作家さんですね 終盤までは、凄腕の誘拐屋の田村と、お人好しで天然の見習い根本の掛け合いに、どんどん読み進めていきましたが、個人的には最後の披露宴の場面は無理矢理話を持っていった感があったので、根本のバックボーンも含めてもう少し丁寧に描いてもらいたかったです。いつも終盤でのどんでん返しが楽しみにしているので、ちょっと雑な印象を受けました パンプキンにももう少し活躍してもらいたかった😅

2021/03/25

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