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会いに行って 静流藤娘紀行

会いに行って 静流藤娘紀行

会いに行って 静流藤娘紀行

作家
笙野頼子
出版社
講談社
発売日
2020-06-18
ISBN
9784065190708
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会いに行って 静流藤娘紀行 / 感想・レビュー

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三柴ゆよし

師と仰ぐ作家、藤枝静男に捧げる私小説もとい師匠説とのことだが、そこは笙野頼子のことである、ただの師匠リスペクト小説にはなっていない。多くの引用、身辺雑記、時事ネタ……etcがプリコラージュされることで、藤枝静男について語ると同時にじぶん自身のこともちゃっかり饒舌に語りまくる。「私」という糠床に「師」という素材をぶち込んで、そうして生まれたものは「私」なのか、それとも「師」なのか? 何について、誰について書いても要するに「私」に収斂していってしまう、小説の業を感じる作品。藤枝静男を再読したくなった。します。

2020/09/04

うさぎや

私小説ならぬ「師匠説」。その「師匠」の作品を読んでいないので多少難しいところもあったが、とにかくとても気になった。

2020/06/21

まどの一哉

藤枝静男は私にとっては「田紳有楽」と「空気頭」の作家で、その他私小説作品群にはついていけていない。この2作だけで自分的には得体の知れない天才作家である。その藤枝について奇才笙野頼子が語るのだからこれはもう期待せざるをえない。 ところが前半はもっぱら藤枝が師と仰ぐ志賀直哉と、論戦を張った中野重治の話に終始し、藤枝が志賀をかばう様子や「暗夜行路」についての分析にページが費やされる。違うんだ、志賀直哉はべつに興味がないんだ。ましてや中野重治についてもどうでもいいんだ。

2020/09/10

mick

藤枝静男における一考察、みたいな論文の超変形、といった内容。藤枝静男についてだけでなく、そこから広がる戦後日本、今の日本のとらえ方が刺激的だ。2019年から1年、今また世界的な大きな変化が起きている。どう書かれるのか読みたい。

2020/08/29

十文字

藤枝静男の弟子が笙野頼子なんて聞いたことない、と思ってたけど、本文を読んでなるほど、と。 これは私小説家であった亡き師匠に捧げられた師匠説なのだ。

2020/07/05

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