パパいや、めろん 男が子育てしてみつけた17の知恵
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「パパいや、めろん 男が子育てしてみつけた17の知恵」のおすすめレビュー
ママ共感!パパ必読! 元ホストで小説家がワンオペで家事・育児をしてみたら?
『パパいや、めろん 男が子育てしてみつけた17の知恵』(海猫沢めろん/講談社)
2011年、小説家の海猫沢めろんと、シェアハウスで同居していた女性の間に子供が生まれた。本書『パパいや、めろん 男が子育てしてみつけた17の知恵』(講談社)は著者の海猫沢めろんが育児や家事に奮闘する様をユーモラスに描いたエッセイだ。
当時、著者の配偶者は東京藝大卒で医学部合格を目指して9浪中。著者はワンオペで子育てをこなすのだが、これが気が狂いそうなほど辛かったらしく、「このままだと子供か自分が死ぬ」と思いつめる。著者は、この辛さを「徴夫制」として全男性に課すべきだと言う。男性には産後の女性たちの苦労がピンとこないのだろう。
そういえば、アーティストのスプツニ子!は男性が生理の辛さを疑似体験できる「生理マシーン、タカシの場合」という作品を創ったことがあった。腰の部分にまわして装着すると、腹部側には鈍い痛みを伝える電極がついている。タンクから5日間かけて80mlの血液を流すという。
確かに、お腹を痛めて子供を産んだ母は、親しての当事者意識がより強いのだろう。父親が家事や…
2020/7/18
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パパいや、めろん 男が子育てしてみつけた17の知恵 / 感想・レビュー
宇宙猫
★★★★★ パパのための子育て指南書。極端そうに書いてあるけど、実体験をもとにしてるからポイント突いてそう。”三種の神器SSD”とか”アメリカ人の家族感”とか成る程と思った。単に読み物としても面白い。D
2020/09/14
ふじこ
「習い事になんの希望も持っていない」「仮面ライダーは無職率が高いので憧れられると困る」「歴史漫画を読ませる」FRaUで連載していためろんさん独自の子育て論をまとめた一冊。めちゃくちゃ面白かった。実際に子どもが産まれてみてわかるあれやこれや。夫はエヴァンゲリオンという表現に首がもげるほど頷いた。めろんさんみたいな人がパパだったら毎日楽しいだろうな。パパもママも子どもがいない人もめろん節に抱腹絶倒するはず。ワンオペ育児を経験した男性が放つ言葉の頼もしさたるや。
2020/08/25
ひなた
「家庭内トラブルの8割はほぼ男が引き起こしている。」だって。言ってくれてありがとう!!作者がワンオペで育児をしたからこそ気付いた、世の中の女性の不満や家事育児の大変さ、子供とのつきあい方が男性目線で書かれていて、ぶっ飛んだ発想が面白かったです。
2020/07/10
じん
同世代の関西人の著者。8歳ぐらいに成長したお子様の子育てを面白い可笑しくふりかえるエッセイ。お子様が1歳の頃に奥さまが産後うつで別居となりワンオペ育児が始まる。ほんとに大変な話が軽いタッチで笑える話に仕上がってる。イクメンブートキャンプとかありかもなー、→この発想がすべての男性社員の育児休暇の絶対取得にもつながる?!※休暇とは、いかに地雷を踏まないで戦場を歩くかというゲームであるp92
2020/12/03
来永
初めてと思ったら別のアンソロジーで見ていたことに今気付く…。 シェアハウスで子育て、訳あり別居、旦那さんのワンオペと盛りだくさんで読みやすく、面白い。
2020/08/31
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