黒い結婚 白い結婚 (講談社文庫)
黒い結婚 白い結婚 (講談社文庫) / 感想・レビュー
キムチ27
黒と白のキーワードで「結婚ビフォーアフター」を悲喜こもごもに綴る。家庭や結果の良しあしで「黒白」に分け、面白い装丁。表裏、どちらから読んでもいいよ~♪ 好みでは「黒」人間の性か、ブラックがお好き。「水際の金魚」~は私好みの窪作品。「水際」というとこがみそで「水槽」に飼われたままなら幸せに終わっていたであろう彼女。社会に出ると自分で経験し、生きて、学んでいかなきゃならないんだよね。「かっぱ―ん」~滝羽さんはお初。面白いし、この語の持つ意味がポイントとは言え、なんか語が嫌な感じ~★「愛の」「家猫」と白の方は
2020/12/06
馨
結婚がテーマの短編集。好きな作家さんも初読み作家さんもいて、それなりに楽しめました。インパクトがあったのは男性の出産というSFチックな木原音瀬『愛の結晶』、良かったのは森美樹『ダーリンは女装家』でした。
2020/10/21
ピロ麻呂
豪華な作家陣による結婚アンソロジー☆性格の不一致…なんて当然のこと。我慢が大事やよね~最後の「いつか、二人で」が一番よかった。
2020/06/21
ちろ
黒い結婚の4編はとことん黒!ぞわぞわ感と後味の悪さ抜群で好き。中島京子さんが描くブラックな一面が新鮮だった。白い結婚の3編はそれぞれドキドキ、めちゃ甘、切なさが味わえて楽しめた。かなりおすすめ本です。
2020/06/19
のんちゃん
女性作家陣6人によるアンソロジー。お一人だけお初の作家さん。結婚詐欺まがいの男や組織的結婚詐欺、離婚に至った自分の行いが見えない男等を扱った結婚に関する暗部を描いたパートとそうでないパートの白黒コントラストで描かれる作品集だが、白の方も決して平凡な結婚話ではない。想像の斜め上いく作品集だった。結婚とは、多分最終話で成田名璃子さんが書かれていたお話の中にある様に宿世の縁なんだろうと思う。この最終話、結婚生活高学年に差し掛かる私には身に染みた。
2020/10/17
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