悪の五輪 (講談社文庫)
悪の五輪 (講談社文庫) / 感想・レビュー
ぷにすけ
戦後、ようやく復興のきざしが見え始めた日本で行われることとなった東京オリンピック。利権に群がる人々たちを描いたお話ですが、くしくも昨年行われた東京五輪・パラの開催経費が1兆4238億超えの記事が・・・。コロナの影響があるとはいえ、今も昔もかわらずか?
2022/06/22
鮫島英一
1964東京オリンピックの記録映画を巡るフィクション。僕達は結論を知っているが、そうとは知らぬヤクザ「人見稀郎」は、中堅監督「錦田」を巨匠「黒澤明」の後釜に据えるべく駆け回る。ヤクザ得意のはったりと脅しで徐々に前へ進むかと思われたが、昭和の巨悪達が立ちふさがる。大戦を生き抜いた魔物の前では、ヤクザであろうとも虫けらのすぎない。人としての在り方や無力さ。ヤクザと僕みたいな市民は共感を思えることはないはずだが、それを感じさせてしまうのは作者の巧さなのだろう。
2021/07/26
terukravitz
★☆☆☆☆
2021/08/09
chikap610
読みました。なんだろうな、このタイミングで読まなくてもよかったのかな… まぁさ、利権ピックなのは今に始まったわけじゃないけど、読んでて空しかったよね。 そもそもオリンピック無くす必要は無いけど、アマチュアスポーツの祭典である原点に戻ってさ、参加する選手からは参加費を取った方が良いよ。それと協賛企業からの出資で全ての運営賄う仕組み。 今時、どんなスポーツだって機材含めおカネかけなきゃ上に行けないんだからさぁ。この本の感想からずれちゃった、
2021/09/04
Jun Masuno
東京オリンピックの記録映画を撮る監督選定にまつわる物語 当時の時代背景、人物をふんだんに取り入れ、面白くまた勉強にもなりました 本当にあった話しではと思わせるリアリティーがありました
2022/01/12
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