読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

pray human

pray human

pray human

作家
崔実
出版社
講談社
発売日
2020-09-30
ISBN
9784065202050
amazonで購入する Kindle版を購入する

pray human / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ゆのん

精神病院に入院していた主人公。その時に出会った入院患者や、子供の頃の出来事を回想してゆく。話したいけど話せない心の奥底にある悲鳴の様な思いが読んでいて私にも突き刺さる様だった。時に驚く様な突飛な行動もあるが、その理由を知った時でも彼女達を精神病患者と指さす事が出来るのだろうかと思う。実際に精神病院に入院した人と接した事は無いが、彼女達の思いや考え方はとても真っ当に感じる。逆に社会で普通に生活している人であっても所謂『病んでる』と思われる人が沢山いるのではないかと思ってしまう。233

2020/10/16

kei302

第33回三島由紀夫賞候補作品。光がさすようなラストがよかった。だが、そこに辿り着くまでの道のりは私が想像すらできないほどの過酷さ。胸の内に狂おしいほどの痛みを感じた。「生きよう、いつまでも。こうして君と一緒に生きていこう」。三島賞選考委員全員が「この作品が一番好き」と言い切ったにもかかわらず、受賞を逃し、受賞作は「かか」に。高橋源一郎氏の「もっさりしていて、最大の問題作」最高の褒め言葉だ。NetGalleyJP

2020/09/30

麻衣

なにかを語っていないと、語り続けていないと、死んでいるような気になるんだ。ひとは結局自分のことしか書き写せないから、誰かの人生を読んで、こうして語り直しをしていても、本当のことなんて何ひとつないのかもしれないけれど。わたしは静寂がすごくこわい。誰も沈黙は、聴いてくれないだろうから。きっと誰もが誰かに飢えている。そう願っているから今書いている。そっと、そうっと、これからのことばに、命をあたえるかのように。わたしが黙する分だけ雨は降り続いていた。終わる気配もない。あなたにも、みえているだろうか。→

2021/01/23

のり

昔見た「17歳のカルテ」というタイトルだったかな?精神病棟の女の子たちを描いた映画を思い出した。主人公は作家として芥川賞にノミネートされたという設定で、著者をモデルとしているようにも取れる。それぞれ正気ではいられないような体験をした女たち(トランスジェンダーの子も含まれるけど)が苦しみながら、時には励まし合い、語り合いながら、精神病棟で共に過ごした日々が回想される。ラストシーンからは数々のトラウマに苦しみながらも、傷を持った者どうし、励まし合いながら何とか生きていこうという希望が読み取られる。

2020/12/13

信兵衛

苦しむことが色々あっても、強く生きる、本作からはその強いメッセージを感じます。

2020/10/28

感想・レビューをもっと見る