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襲来 上 (講談社文庫)

襲来 上 (講談社文庫)

襲来 上 (講談社文庫)

作家
帚木蓬生
出版社
講談社
発売日
2020-07-15
ISBN
9784065203743
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襲来 上 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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レアル

蒙古襲来物語の前に日蓮の法華経の方に興味のスイッチが入り、物語をそっちのけで読んでしまった。宗教背景や他宗教との対立をこれほどまでに分かり易く描く著者にただただ感嘆。イヤ、厳密にいえばこれは蒙古襲来物語ではなく、日蓮に心酔する見助の物語。上巻は見助が目指す対馬に到着。下巻は如何に!

2020/08/19

yamatoshiuruhashi

「異国合戦」「蒙古来る」のような元寇の話と思って読み始めたが上巻はほとんど日蓮の話で終始。著者は日蓮宗の門徒だとうかと思うくらいに日蓮になりきったような他宗派の描き方である。この直前に読んだ本が、「逆説の日本史23」で明治の廃仏毀釈についてだっただけに、井沢元彦のこれまでの宗教論と併せて仏教物語のような受け止め方になってしまった。旧体制の宗派が堕落し異議を唱える熱心な聖職者が異議を唱える構図はどの宗教改革も同じとは言え、その物語として興味深くは読めた。「元寇」が主題だった筈と気付いた時は上巻も終わり近く。

2020/10/18

おにぎり

当時の鎌倉は念仏の市場。どこを歩いても聞こえてくるのは念仏ばかり、辻斬り強盗さえも念仏を唱えながら悪事を働く。人を殺してなお念仏を口にして浄土行きねがう有様。その後の三、四年のうちに鎌倉のみならず国中に天変地異が起こる。国が乱れて次に来るのが外敵の襲来。頭上に嵐が吹き荒れて、大地が揺れ動いたとしても、法華経を行ずるものは災禍を免れる。この修行によって法華経の真髄に達することができる。

2021/03/06

白いワンコ

末法の世たる13世紀中盤の世相を、日蓮とその下男(と作中では言わないが)見助の視点から通観していきます。天変地異頻発するなか、「南無妙法蓮華経」のお題目のみで全て解決してしまう見助はやや問題意識足らないものの、往時の各地の風俗を著したロードノベルとして読めば納得できる部分が多い。ちなみに、上巻ではまだ『襲来』されません

2020/08/21

ikedajack

日蓮のお話。蒙古襲来を予言し、主人公に対島まで行かせる道中の描写がリアルで面白い。この時代の生活描写も勉強になる、下巻も楽しみ。

2021/02/13

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