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記憶書店うたかた堂の淡々 (講談社タイガ)

記憶書店うたかた堂の淡々 (講談社タイガ)

記憶書店うたかた堂の淡々 (講談社タイガ)

作家
野村美月
出版社
講談社
発売日
2020-07-22
ISBN
9784065204047
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記憶書店うたかた堂の淡々 (講談社タイガ) / 感想・レビュー

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よっち

突如失踪した静乃の優しすぎる恋人・誠。職場に連絡すると意外な事実が判明し、冷めた目をした美貌の青年・うたかた堂との出会いによって、心に秘めた過去や秘密、願いが解き明かされてゆく物語。姿を消した恋人の正体、うたかた堂が婚活で出会った一組のカップル、女優・乃木坂カレナとの関係、友人あけるの初恋の結末、おじいちゃんと孫の約束。記憶を代償に人々の大切な願いを叶える謎の青年・現野一夜は、最初は掴みどころのない人物に思えましたけど、不器用な彼が導いてゆくほろ苦くも優しい結末、そして現野自身の変化が印象的な物語でした。

2020/07/20

稲荷

記憶をいいように操作して手に入れるのは本当の幸せなのか、何事であろうと覚えているのが正しいのか、難しいところ。どうなのかはその人次第。登場人物それぞれの事情があって、最後まで楽しめた。

2020/12/09

た〜

ミステリー作家が締め切りに追われるというか、締め切りをぶっちぎって担当から催促されまくる話。野村美月にしては珍しい連作短編集。良くも悪くもとても野村美月らしく、全然野村美月らしくない。これはシリーズ化されるのか?  ところで、ひまりさんの続きはどうなった?

2020/07/23

harupon

不思議な物語。短編6話。記憶の売買をする青年現野一夜。女優が役作りのために記憶を交換する話、可笑しいけど名案だと思った。祖父と孫の「登山の記憶」のやりとりも良かったなぁ。

2022/02/03

coco夏ko10角

記憶の売買ができる記憶書店、6つのお話収録の短編集。吸血鬼シリーズの乃木坂カレナも登場、女優として活躍していて34歳に。作品の雰囲気に対してキャラが強烈すぎる気もするけど、カラッとしていてぶれなくて好きではある。2話では記憶売買をそういう使い方に…とはなったけどやっぱダメよねぇ。6話の祖父と孫のお話が特によかった。

2021/04/21

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