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水は海に向かって流れる(3) (KCデラックス)

水は海に向かって流れる(3) (KCデラックス)

水は海に向かって流れる(3) (KCデラックス)

作家
田島列島
出版社
講談社
発売日
2020-09-09
ISBN
9784065205877
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水は海に向かって流れる(3) (KCデラックス) / 感想・レビュー

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ネギっ子gen

読了後、涙が……。W不倫で家を出て以来帰らない榊さんの母親に会うため、直達は榊さんと海辺の街へ。だが、幸せそうに暮らす姿を見て、対面を諦めそうになった二人だったが、直達が衝動的に踵を返し、榊さんと母親は10年ぶりの再会を果たすことに。最初の章のタイトル名「わるものがかり」がいいねぇ~。榊さんは母親に怒りをぶちまける。「自分が生きている間くらい、怒っていたっていいでしょ!?」と。で、直達は思う。【純粋って、なんて非生産的なんだろう。この人はお母さんが大好きだったのに、なのに、もう怒ることでしか繋がれない】⇒

2022/01/29

いわし

「俺がいなければ、この人の肩が濡れることはなかったのに。」ちょっと気になる年上の女性とひとつ屋根の下で暮らすことになる中学生の直達。めぞん一刻のような荘モノだけど、2人には特別な因縁があった。直達のことが気になる美少女の泉谷さんも可愛いけど、10歳も年上なのにどこかほっておけない榊さんの可愛さよ。まだまだ子供の直達と、大人だけど子供のままな榊さん。身勝手な大人の振る舞いで止まってしまった時計は、2人の出会いで動き始める。テーマの重さを感じさせない、ゆるやかでやわらかい物語。ラストの榊さんの言葉最高すぎる!

2021/01/16

眠る山猫屋

修羅場スタート!家族を捨てた不倫母の元に乗り込む(当時の不倫相手の息子である)直達と榊さん(自称・迷子の旅行者ジャネット)。結局怒れない直達、なぜなら彼には父の不倫は過去の事。怒りたかったのは榊さんに寄り添いたかったから。だからってカツアゲですか(笑)直達の言葉は何度もスルーされて榊さんにはなかなか届かない。優しさは届いているのに。優しさと思いやりが交互に積み重なっていく様は素敵だ。「さもイイコト言ってるていで、俺を突き放すのやめて欲しいと思ってますよ」「最高の人生にしようぜ」こんな台詞、言ってみたいぜ。

2023/05/19

ジョゼ★マイペース出没@アイコン変更

色々な感情をうねうねとかき回されるお話なのだけれど、小ネタもありコミカルなところがあって楽しい。 ラストはタイトルにあるように「水は海に向かって流れる」感じで、スゥーっと心が軽くなりました。 とても良かったです。ちょっとホロりと感動しました。 純粋っていいな。

2022/02/10

akihiko810/アカウント移行中

完結巻。ダブル不倫した親の子同士が共同生活を送ることになる話。『このマンガがすごい!2021』オトコ編 第4位。榊たちはとうとう榊の母親に会いに行くことになる…。7.5/10点  前作「子供はわかってあげない」の映画化でのりにのってる田島列島。本作はやや苦い大人の香りのするボーイミーツガール漫画になった。ゆるくてほのぼのシュールなギャグを交えながら、上質な映画のような少し苦い「大人と子供の中間」の思春期を描く。田島列島は本当に「人の機微」を描くのが上手く、期待する漫画家だ。映像化待ったなしだろう

2021/04/26

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