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ステイホームの密室殺人 1 コロナ時代のミステリー小説アンソロジー (星海社FICTIONS)

ステイホームの密室殺人 1 コロナ時代のミステリー小説アンソロジー (星海社FICTIONS)

ステイホームの密室殺人 1 コロナ時代のミステリー小説アンソロジー (星海社FICTIONS)

作家
織守きょうや
北山猛邦
斜線堂有紀
津田 彷徨
渡辺浩弐
出版社
星海社
発売日
2020-08-19
ISBN
9784065206522
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「ステイホームの密室殺人 1 コロナ時代のミステリー小説アンソロジー (星海社FICTIONS)」のおすすめレビュー

ステイホーム中に人を殺すならどうする? 「新しい生活様式」をトリックに生かしたミステリーの競演

『ステイホームの密室殺人1 コロナ時代のミステリー小説アンソロジー』(織守きょうや、北山猛邦、斜線堂有紀、津田彷徨、渡辺浩弐/星海社)  新型コロナウイルスは、私たちの生活を一変させた。ソーシャルディスタンスを保つために、オンライン会議やネット通販が普及、ご飯は外食でなくデリバリーにしたり、出かけても席と席が離れた換気のいい店を選ぶようになった。「新しい生活様式」とはよく言ったもので、これまで当たり前だった“ルール”がいくつも書き換えられている。    さて、本格ミステリーは“ルール”に敏感なジャンルである。私たちの何気ない思い込みや、生活の習慣、世の中の空気。隠れた“ルール”を逆手に取り、あの手この手で読者を欺こうとする。そして、ルールが当たり前であればあるほど、騙された読者は「なんで気づけなかったんだ…!」と気持ちよく悔しがる。“ルール”の使い方は、おもしろいミステリーのひとつの条件といっていい。   『ステイホームの密室殺人1 コロナ時代のミステリー小説アンソロジー』(織守きょうや、北山猛邦、斜線堂有紀、津田彷徨、渡辺浩弐/星海社)は、まさ…

2020/9/6

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ステイホームの密室殺人 1 コロナ時代のミステリー小説アンソロジー (星海社FICTIONS) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

aquamarine

この時期だからこそ、と作られたアンソロジー。レースのマスクやweb会議、出てくる小さな小物にさえ、あの時はこんなだった。そんな風に思い出す日がくるのだろう。織守さんはさらっと読んだ後のラストの余韻がすごい。北山さんのバラバラ殺人の謎を解く話はオチまで含めて好み。斜線堂さんのweb会議システムを使った話も読みやすくて面白かった。津田さんはコロナ禍での医療ミステリ。内科医らしい話でなんとも切ない。この後この診療科の長編がでるとのこと。渡辺さんはああ、こういうの好き!と思った題名通りのお話。手に取ってよかった。

2020/09/29

★Masako★

★★★✰︎ コロナ禍(緊急事態宣言後)の日常を舞台にした、5人の作家さんによるミステリ・アンソロジー♪こういう状況だからこそ起こりえた密室殺人。バラエティに富んでてどれも楽しめたが、サラッと終わった感も。5作の中では、スティホームを上手く活かしたトリック&悲しい余韻を残す北山猛邦さんの「すべての別れを終えた人」が好み♪高校生の探偵さんとは、またどこかで会えるかな?乙一さんや法月さんが書かれている「2」も出ているのでそちらも読んでみたい。それにしてもコロナ禍になり一年以上。いつになったら収束するのだろう…。

2021/03/12

keroppi

コロナ時代のミステリーアンソロジー。8月には出版されているから、いかに短期間で企画され執筆されたかが分かる。時代を読みスピーディーに対応した企画力には感心する。内容的には、それぞれに今の状況を取り込んでまとめているが、ミステリーとしては煉込めていないし、今ひとつの印象は拭えない。非日常が日常となり、人の心の奥底を炙り出してしまうような空気感を感じる昨今からいうと、「すべての別れを終えた人」や「世界最大の密室」あたりが気分を捉えているような気もする。さらに時代を見据えた傑作が生まれてくることを期待したい。

2020/10/15

タカユキ

コロナによる緊急事態宣言に世界は一つの密室となった。「世界最大の密室」という不条理の中に起きるミステリー。コロナ禍という未曽有の生活。だからこそ産まれた作品たち。「ミステリ対コロナ情勢」と構図と巧く向き合い、変わってしまった世界にミステリとして何が残せるのか?という試み。特に北山猛邦さんの「すべての別れを終えた人」が印象的。見えないものへの恐怖と戦っているから、その恐怖が「今」見えてるものに向かってしまう。人は追い詰められたら、狂暴な感情が芽生えるかもしれない。閉じ込められる事の怖さが描かれてました。

2021/02/03

ごみごみ

緊急事態宣言によって一変した日常生活を舞台に繰り広げられる「コロナ時代」のミステリー・アンソロジー5編。織守さん以外初読み。斜線堂さんの作品に興味があって読んだが、どの作品もコロナ禍ならではの動機、トリックに感心!面白かった。「新しい生活様式」以前のとにかく訳もわからず「ステイホーム」していた1年前・・全国一斉休校、買い溜め、アビガン有効説、自粛警察、アルコール度数高めの酒で消毒、などなど思い出した(苦笑)今の状況もまた急変することもあるのか?何年か後、こんな時代もあったと振り返る日がくるのか?

2021/05/09

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