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同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか (講談社現代新書)

同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか (講談社現代新書)

同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか (講談社現代新書)

作家
鴻上尚史
佐藤直樹
出版社
講談社
発売日
2020-08-19
ISBN
9784065206621
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「同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか (講談社現代新書)」のおすすめレビュー

感染者バッシングや自粛警察を生んだ「世間」の4ルール。日本社会はなぜ息苦しいのか?

『同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか』(鴻上尚史、佐藤直樹/講談社)

“新型コロナの感染拡大は、日本および日本人のさまざまな面をあらわにしたと、僕は感じています”

 演出家で『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』(講談社)などの著者でもある鴻上尚史さんは、評論家で九州工業大学名誉教授の佐藤直樹さんとの対談をまとめた、『同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか』(講談社)の前書きでこう語る。

 確かに新型コロナウィルスの感染拡大を機に、これまでになかったものがいくつも生まれた。いい例(良い例ではない)が、「感染者バッシング」や「自粛警察」だろう。

 病気は決して自己責任ではないし、誰にでもかかるリスクはある。しかし、コロナ感染者を迷惑な者と決めつけ、氏名や職場を暴いて徹底的に叩く。また「コロナ禍なのに店を開けるなんて」と、営業を続ける飲食店やバーに嫌がらせの電話や張り紙をする。パチンコ店は2020年8月時点でまだクラスターは発生していないにもかかわらず、その存在自体が悪であるかのような扱いだ。

 2020年に入ってからずっと、こんなギスギスした空気…

2020/9/11

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同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか (講談社現代新書) / 感想・レビュー

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rico

コロナ禍でさらに露わになったこの国の息苦しさ。源流は世間・・・。当り前の結論、ではある。神に一人向かい合うキリスト教文化圏、八百万の神様に見守られ、集団として生きる日本。どちらがいい悪いではなく、様々な局面で有効だったり害になったりする、そういうものなのだろう。ただ、私は今この世界で生きてて、そう長くもない残り時間を息を殺して過ごすなんて真っ平だけど、勤務先からプレッシャーかけられれば、外食も旅行も控えたりするヘタレだ。せめて「小さな世間」を複数持つことで、軟弱ではあっても「個」として立ちたいと思う。

2020/10/24

KAZOO

鴻上さんと佐藤さんの対談であるので非常にわかりやすく頭に入ってきます。空気を読むというのか日本人は昔からこのような気がします。ツイッターやSNSによってさらにその傾向が極端になってきています。最近のコロナ下でも同じようなことがいえます。渋谷のハロウィンなども同じです。鴻上さんはイギリスなどへも行っておられて海外の空気などを吸っているので考え方が自由なのでしょう。岩波ジュニア新書にも同じようなものがあるので若い人も読んでもらいたい気がします。

2021/02/01

どんぐり

コロナで炙り出されたみんな同じにという世間の「同調圧力」。ちょっと踏み外すと責められ、バッシングを受ける。この「同調圧力」は、あなたを爪はじきし、世間にすがっても息苦しい「空気」を押し付けられるだけである。鴻上のメッセージ-は、同調圧力に抗し個人が幸せになるには、「『世間』という強力な敵をよく知ったうえで、『社会』とつながる言葉を獲得する」ことだという。そして、「『社会』という自分とは無縁の人たちとどう関係をつくっていくか、そこにしか日本人の未来はない」とまで言い切る。→

2021/07/05

とよぽん

鴻上尚史さんと佐藤直樹さんの対談。息苦しさの正体は同調圧力で、それは自分が属する「世間」を守るために発動する。それ故、日本には「社会」がなく、社会に対する個人も存在し得ない。「世間」に属する個が世間のルールに従って判断し行動する。今のコロナ禍にあって、同調圧力のマイナス面が肥大し明確なかたちで出てきた、という説にも納得。息苦しさから脱するためには、自分が属する「世間」の数を複数に増やして「世間」の風通しをよくすることが有効だと。日本語が基本的には「世間」の言葉だという指摘に目からウロコ!

2021/03/29

万葉語り

コロナ禍で感染した有名人が謝罪をしたり、自粛警察が登場したり、なんだかもやもやしたやらされてる感の正体は「世間」及び「同調圧力」。武家のルールを庶民にまで浸透させた明治政府の思惑を令和まで引っ張っている日本人。できれば「ほんの少し賢い個人」でいたいと思った。2021-071

2021/06/20

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