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おもかげ (講談社文庫)

おもかげ (講談社文庫)

おもかげ (講談社文庫)

作家
浅田次郎
出版社
講談社
発売日
2020-11-13
ISBN
9784065207895
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おもかげ (講談社文庫) / 感想・レビュー

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ぼっちゃん

定年退職の送別会の帰りの地下鉄で意識を失い、意識を失っている中で、自分も知らなかった過去を走馬灯のように見る物語。これからのんびりと過ごせる、定年の日の帰りに倒れ意識をなくすのは、切なすぎますね。

2020/11/14

shio

定年の送別会の日、花束を抱え地下鉄で倒れた竹脇。生死をさまよいながら思い起こすこれまでの人生。生きてきて、触れてきた何気ないものすべてが、かなしくもいとおしく思える。たとえそれが戦後の焼け野原でも、ドブ川の臭気でも、養護施設でも。人生を作り出した風景にある、確かな手触り。意味があってもなくても、人生はただひとつ、それだけ。終わりを迎えた時、歩んだ場所が美しいと思えればいい。竹脇にとって最も美しいものは地下鉄。その理由が切なくあたたかくて、きよらかで。もうすぐクリスマスというこの時期にふさわしい本でした。

2020/11/25

ま~くん

定年。その時が近い人も、まだまだ先の人もいつかは来る瞬間。その当日の送別会の帰りに地下鉄で倒れたサラリーマンの竹脇。医者からも見放され死に向かう病室のベッドで次々と不思議な体験をする。全く心当たりのないお年寄りマダム・ネージュ、浜辺を一緒に歩く美しい静、口は悪いが気の合う峰子。竹脇には妻にも話していない出生の秘密、息子の夭逝と思い出したくない過酷な過去が。物語の最後で全てが繋がった時は泣けた、泣いた。どんなに健康な人でも人生いつ終わりが来るか分からない。離れていても家族の絆を切ってはいけないと痛感した。

2020/12/05

pontax

正一さん、あなたは大きな愛を受けて生きてきたんですね。今までの苦境を乗り越えれたのも、きっと心の奥深いところにそれが宿っていたからだと思います。神の慈愛なのか、母と子の互いを思う気持ちが起こした奇跡なのか。この世界観はとても温かく優しい…。

2020/12/03

suna

平成の泣かせ屋の異名を持つ浅田次郎氏の作品を久しぶりに読みました。 号泣まではしませんでしたが、最後にこれまでの謎が解決してウルッとしました。

2020/11/15

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