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風致の島

風致の島

風致の島

作家
赤松利市
出版社
講談社
発売日
2020-11-18
ISBN
9784065215647
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風致の島 / 感想・レビュー

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しんたろー

赤松さんの新作は、東南アジア某国のとある島で隠遁生活をしている元大手ゼネコンのエリート・青木を主人公にして、初期作『鯖』と似た「人の欲が渦巻く生臭い」話。美しい島の描写と対照的に人の醜さが生々しく「そうだろうなぁ」と思わされるリゾート国の裏側や社会の闇を垣間見る背徳感でゾクゾクする。残念なのは、青木の行動が途中から理解できない程ブレブレで、共感できない事…色んなものを詰め込んだサービス精神は買えるが消化不良のまま終わってしまった感じ。が、本来の「毒」は感じるし、終盤サスペンスも面白く、次作に期待が持てる。

2021/02/04

モルク

バリ島と思われる東南アジアの島を舞台に、かつては日本の大手ゼネコンでエリートだった青木が主人公。今は着服した金で島で優雅に暮らし、現地の第2夫人となり精神に異常をきたしたミチコを「飼う」。そこに持ち上がったカジノを中心とした一大プロジェクトに誘われ、元会社に一泡くわせようと企てる。赤松さんお得意のクズたちが次々と登場しこの上ないクズぶりを見せる。女を物として扱いその執着もきつい。でもこれが赤松さん。赤松さんの経歴があっさりしたものに変わっていた!

2021/03/22

タイ子

えっと、何を書けばいいのやら。赤松さんの書くエログロ描写は容赦なく気持ち悪い。それだけではなくちゃんと物語にはなっているけど、どうも女と男を描写するとこうなっちゃうのかなぁって感じ。大手のゼネコン会社を辞め裏金を持ってある島に隠れにきた男。そのうち近くの島で一大プロジェクトの話が持ち上がり俄然やる気になる。仲間たちとの腹の探り合い、裏稼業の男たちとの駆け引き。こういうストーリーが続くと面白いけど、途中から愛する女を守るため「飼う」とか言っちゃうし、何が主体なのかぼやけてくるのが残念。後味も悪いよ赤松さん。

2020/12/26

のぶ

恋愛小説なのかビジネス小説なのか二つの要素が混じっている話だが、文章はいかにも赤松さんらしい独特の雰囲気を醸していた。舞台はインドネシアらしき東南アジアの街。巨大リゾート開発推進のため日本のゼネコンから現地役員として現地に赴いていた青木は、資金として投入された莫大な裏金の一部を着服して会社を離れ、計画が頓挫した後も島で隠遁生活を送っていた。これだけだとビジネス色が強いが、現地の男の二番目の妻になっていた日本人の女ミチコを飼育していたり、女性蔑視の激しい内容で、特に後半部分はついていけなかった。

2021/01/02

pen 

力不足?「らんちう」のような「突破」出来なかった。(笑)批判ではなく、好みとか読み込みの力の問題。次次。

2021/01/04

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