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はじめてのスピノザ 自由へのエチカ (講談社現代新書)

はじめてのスピノザ 自由へのエチカ (講談社現代新書)

はじめてのスピノザ 自由へのエチカ (講談社現代新書)

作家
國分功一郎
出版社
講談社
発売日
2020-11-18
ISBN
9784065215845
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はじめてのスピノザ 自由へのエチカ (講談社現代新書) / 感想・レビュー

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アキ

スピノザの先祖はスペイン系ユダヤ人で迫害のためオランダに渡った。ベントー・バールーフ・ベネディクトと、ポルトガル・ヘブライ・ラテン語の名を持つ17世紀の哲学者。デカルトは近代科学の元であるが、主体の変容がなく存在を単なる認識の対象とした。スピノザの汎神論・神即自然・自由・主体の変容と著者の言う「違うOS」を分かりやすい例えで論じており理解できる。現代の脳科学で証明されているように、意志を持つ前に行為が開始されていることは「神という実体が変性して様態が生まれる」という考えに合致する。知的興奮が得られる一冊。

2021/05/15

Aster

スピノザを神の存在から訳の分からない定理をこねくりまわしてるただのイロモノ哲学者だと思ってましたが、そんなことはなかった。近代的な自我や意思に対する絶対的な信仰を捉え直す視点でスピノザを読解するととてもアツい!現代思想がスピノザ的と言うのも納得出来る。でもまだ曖昧としているのでエチカを読もうと思う。この本が指標になってよりよい読解が出来るはず。

2020/11/26

r.ramone

自分にとってもはじめてのスピノザ。デカルトに連なる近代科学の果ての世界に生きる我々がスピノザ哲学を理解するにはOSを、考え方を変える必要があると著者は最初に述べるが、意外とすんなり入ってきた。…たぶん自分は原始仏教が好きだからだ。なんか近いところがある気がする。東洋思想が好きな人にはよく刺さると思う。それにしても引用されるエチカ(岩波)の難しさと対比すると、本書がいかに分かりやすく綴られているかがわかる。面白かった。

2021/05/30

ころこ

ムックはいわば雑誌でありやがて失われるので、新書として残るのは未来の読者のためになります。よく分からないことも折に触れて読み、時間を掛けて思考を馴染ませるとあるとき「分かった」という瞬間が訪れることがあります。恐らくスピノザは私にとってそういう分類になります。(要するに苦手ということですが)著者がOSの違いと表現しているように、スピノザの思想は現実には使わないがあり得る考え方であり、そのため飲み込み辛く、再読でも多くの発見がありました。自由、主体、意志といったことについて気になる人は読んでみて下さい。

2020/12/01

シッダ@涅槃

五章中初め四章が「100分 de名著」のテキストとほとんど同じでやや肩透かし。でも、十分復習にはなった。特筆すべきは第5章であろう。スピノザとデカルト、一般的は対極にあるように思われてる2人の哲学者(フーコーの影響)が、実は通底していることを大変短いながら生き生きと描き出している。國分先生とんでもない隠し球出てきたなあと思ったら、氏の博論=デビュー作で書いてたのね汗。

2020/11/24

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