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古代哲学史 (講談社学術文庫)

古代哲学史 (講談社学術文庫)

古代哲学史 (講談社学術文庫)

作家
田中 美知太郎
國分功一郎
出版社
講談社
発売日
2020-12-11
ISBN
9784065219102
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古代哲学史 (講談社学術文庫) / 感想・レビュー

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amanon

何度、おさらいをしても、古代ギリシャ哲学は、今一つなじめないな…というのが第一印象(笑)。それでもプラトンはそれなりに読んだけれど、それ以外の哲学者はいまだにアウエイ。特に本書の冒頭に収められた「西洋古代哲学史」を読んでも、文体の固さもあって、ただ文字を追うだけ感が。また、「古代哲学2」は、一般にはなじみのない、しかもその殆どが半世紀以上に出たという海外の文献が原語で紹介されるという、門外漢には地獄のような記述。後、巻末のヘラクレイトスも今一つだった。ただ、國分巧一郎の解説で、著者への興味はわいたが。

2023/05/03

あくび虫

第一部と第二部の一は、読み甲斐があり、誠実な書きっぷりに敬意を感じ、内容も興味深く、とても面白く読みました。それ以降は、専門に学ぶ人向けの書籍の紹介が続き、ほぼほぼ読み飛ばして終わり…これは真面目に読まなくてはと意気込んだところでそう来られるとは…拍子抜けして終わった感があります。もうちょっとがっつり読みたかった。

2023/01/09

politics

扱っている時期は、タレス〜アリストテレスまでではあるがかなり濃密な内容となっている古代哲学史の入門書。中でもプラトンに関する論考は今なお光彩を放っているだろう。その他、かなり丁寧に文献解題もついており、古い内容ではあるが価値はあるだろう。そしてヘラクレイトスの断片も収録されているが、個人的にはこれが私は一番興味深かった。

2022/11/05

Ex libris 毒餃子

ギリシア哲学を勉強するためのブックレビューの章が充実している。ちょっと古い文献だが、本格的に勉強するのであればありがたい。

2021/04/18

mikio

生成変化するこの世界は、何かこのような原因によって、ここに存在している。その存在根拠、あるいは存在理由、あるいは存在目的が、つまり究極の原因なのであって、プラトンはこれを善と名づけた。世界はできるだけの完全性を実現し、善美をつくすことを目的とし、また原因として存在しているということになる。ひとは生きるために生きるのではなくて、善美なるものを生活に実現するために、つまり、よく生きるために生きているのであるというのと同じ意味である。(P61-62)

2021/02/19

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