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野良猫を尊敬した日 (講談社文庫)

野良猫を尊敬した日 (講談社文庫)

野良猫を尊敬した日 (講談社文庫)

作家
穂村弘
出版社
講談社
発売日
2021-02-16
ISBN
9784065219423
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野良猫を尊敬した日 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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ふう

穂村氏のエッセイ集3冊目。急に現れるエピソードに、何度呼吸困難に陥ったことか、笑わせてもらったことか。玄関にたどり着く頃には上着のボタンをはずし終えるなんて、大の大人のすることじゃないですよね。たくさんの共感する考えや言動の中に、これはちょっと、と思うところも書いてあって、正直で飾らない人なんだなと改めて思いました。穂村氏のそばにいるとちょっと疲れるかもしれません。でも、それ以上にほんわかとした幸せな気持ちになれるのではないでしょうか。どうでもいいことですが、穂村…ほむら…炎。かっこいい苗字ですね。

2021/03/15

shio

インターネット接続に10年かかったり(めんどくさい)翻訳した絵本の原作者に会うのが嫌で逃げたり(英会話ができない)、書きたいことがあって物書きになったのではなかったり(本屋に自分の本を置きたいだけ)「ほむらさんの好きそうな店ですね」と言われてむっとしたり(見抜かれるのが嫌。指摘されるのがもっと嫌)…やっぱり面白可愛くて、共感しながら弱々の中身を覗くのだけど、冷たいオーラが混沌と渦巻いていて、容易には近寄れない。餌が欲しいのに睨んでくる野良猫とおんなじかも。これからもほむほむの「一寸先は闇」性が楽しみ!

2021/03/08

「見てる人はいた。でも、神様のように見てるわけじゃなかった。見てる人の視界の中まで、こちらから、よろよろとよろめきながらでも出て行かないと駄目なのだ。しかも、それを何度も何度も、生きている限り繰り返すしかない。」という言葉に胸がぎゅっとする。穂村さんが私たちの世界に現れてくれてよかった。ときに声を上げて笑い、ときに神妙な顔をしながら。テンポや雰囲気は変わらないけれど、どこか変わったところもあり。数年前講演会で「ヤキが回った」なんて言っていたけれど、それも悪い変化ではなくて。本作も楽しく読んだ。

2021/02/21

Inzaghico

職業観、人生観がほぼわたしと一緒だ。キラキラした人たちは羨ましいし憧れるけれど、なろうとは思わないし、そもそも思えない。でも、とほむほむは続ける。「生まれつきギンギンに別次元な人じゃなくても向こう側に行ける、と信じるしかないのだ。不安と迷いに充ちたルートからも梯子を掛けられることを証明したい」スタバが身の丈に合っていないとか、代官山に行くと緊張するとか、他人とは思えない。それでいて、たまにドキッとするような真髄を入れてくる。帯に「ほっこり、肩の力が抜けるエッセイ」ってあるけれど、騙されてはいけない。

2021/03/25

CEJZ_

1P16行。元の本は2017年刊。エッセイ集。穂村弘は生まれは北海道だが、すぐに神奈川へ行って転校の多い人生を歩んだ。でも大学は北海道大学へ進学したと。相変わらず穂村弘の歌集は読んだことはないが、エッセイは何となく買って読んでいる。日常のことや会社員時代の思い出。会社員時代のダメさ、違和感を通りつつ体調不良もみられ、サラリーマン生活をドロップする。でもそこから現在のように歌人、文筆家として成功している。たぶん、今後のエッセイでも繰り返し日常と会社員時代の思い出が綴られるのだろう。

2021/03/04

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