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進撃の巨人(33) (講談社コミックス)

進撃の巨人(33) (講談社コミックス)

進撃の巨人(33) (講談社コミックス)

作家
諫山創
出版社
講談社
発売日
2021-01-08
ISBN
9784065220290
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「進撃の巨人(33) (講談社コミックス)」のおすすめレビュー

12月期はいよいよ最終回! エレンに交渉をもちかける「車力の巨人」ピークは裏切り者? それとも……/アニメ「『進撃の巨人』The Final Season」第16話

©諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

 今回の16話で、「The Final Season」は一度幕を閉じる。6月9日には原作漫画の最終巻となる第34巻が発売され、アニメの続編は今年冬に放送が決定している。

 最終話は雷鳴のような轟きから始まる。

 前話のラスト、ジークを載せた荷台と馬車、そして彼を連れていたリヴァイが燃え上がった。その音である。死にそうなジークを拾ったのは、知性を持たない巨人。前回、ジークの脊髄液によって巨人化したリヴァイの部下の生き残りだろう。その巨人は自らの腹を裂き、中にジークを入れる。

 オープニングテーマが終わると、場所はパラディ島壁内に変わる。駐屯兵団司令官ピクシスとマーレから来た義勇兵イェレナの緊迫した会話だ。イェレナが、憲兵の集うレストランに持ってきたワイン。そこに脊髄液が入っていたことによって、兵団幹部と義勇兵は完全に決裂した。

 ジークを崇めるイェレナは、狂信者のような表情をずっと浮かべており、「義勇兵」という言葉のイメージからはほど遠い。

 一方、アルミン、ミカサ、ジャン、コニー、そ…

2021/3/30

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「獣の巨人」ジークの過去、そして目的がいよいよ明らかに/アニメ「『進撃の巨人』The Final Season」第15話

©諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

 塔からエルディア人が住むレベリオ収容区を眺める夫婦と幼い息子。彼らは腕に腕章をつけている。塔の職員はにこやかに挨拶していたが、家族がエルディア人だと気づいたとたん表情を曇らせ水をかける。走り去る家族は、さらに道行くマーレ人から心ない言葉をぶつけられる。

「悪魔め」 「収容区から出て来るな」

 夫婦のうち夫はグリシャ、息子は幼少期のジークだ。

 ジークは戦士候補生として日中は訓練に励み、夜は祖父母に預けられる。祖父母はなぜグリシャたち夫婦が夜外出するのかいぶかしみながらも、孫のジークを可愛がっている。

 両親と遊ぶ時間のないジークは孤独だ。グリシャはマーレにいる他のエルディア人とは異なる教育をジークに施していた。マーレが教える歴史は作り話だというのだ。ジークは両親に愛されたくて勉強するが、戦士になりたいわけではない。

 そんな彼が知り合ったのが、「獣の巨人」の能力を持つ戦士クサヴァーだった。二人は仲良くなり、戦士と仲良くなったことを嬉々として親に話そうとした夜、彼は両親の抱える秘密を…

2021/3/28

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進撃の巨人(33) (講談社コミックス) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

海猫

話題作がここまで少年漫画の型にはまらないクライマックスを迎えることになるとは、思ってもいなかった。ミカサはもうエレンから貰ったマフラーを巻いていないし、リヴァイ兵士長は体が怪我だらけで立つのがやっと。ある人物は亡くなって調査兵団員の霊たちに迎えられる。思えばこの物語も遠いところに、きてしまったものだ。容赦なく突き進む「地鳴らし」の禍々しい絵面はなにか恐ろしげな宗教画を見ているかのよう。この巻は大詰めの巨人大戦を予感させて終わるが、いよいよ次巻で最終巻とのこと。物語がどう着地するか、さっぱり見当もつかない。

2021/01/10

NADIA

「世界はオレが思っていたのと違ったから」みたいなしょーもない理由でこの地獄が起こっているのか(泣) 「何でそうなっちゃったの!?」というミカサやアルミンや他の登場人物の気持ちが痛いほどよく分かるよ。うーん、こんなにメインキャラクターが変質(幼稚化?)する物語は珍しい(--;; 次が最終巻ということだけど、どうオチがつくのか見守ろう。

2021/01/09

かおる

ナウシカの火の七日間戦争よりキモい。特にエレンもとい始祖の進撃の巨人が。

2021/01/11

ゼロ

地鳴りと聞くと優しく聞こえるが、殲滅していると聞くと残虐に聞こえる。少年漫画であれば、大量虐殺の計画を思いついても、実行まではいかない。仮に実行しても早々に頓挫する。本作品は、地鳴りは止まることなく進み続けていることに、作者の意地を感じる。エレンは自由を、世界を渇望していたが、外の世界は想像していたよりも希望に溢れていなかった。過去に街の少年を助かる場面を入れ、現在に容赦なく踏み潰す。この最終局面でも、ハンジに容赦ない。エレンは話を聞かないことをミカサ達に伝え、終盤で対決。全ての戦いが次回で完結する!!

2021/06/12

kazmimagica

読むにあたり、1巻から32巻まで一気読み。いよいよ終盤へ。

2021/01/17

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