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今夜、すべてのバーで 〈新装版〉 (講談社文庫)

今夜、すべてのバーで 〈新装版〉 (講談社文庫)

今夜、すべてのバーで 〈新装版〉 (講談社文庫)

作家
中島らも
出版社
講談社
発売日
2020-12-15
ISBN
9784065220979
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今夜、すべてのバーで 〈新装版〉 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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H!deking

という訳で、新装版読みました。最初に読んだのはもう20年くらい前かな。一人暮らしで飲んだくれてばっかいた頃に(笑)内容はといえばほとんど覚えてはいなかったのでやっぱり楽しめました。と同時に切ない。でも、大好きな小説ってのはこうやって何年経っても色あせないものなんだよね。町田康の解説もなんだか暖かい気持ちになりました。今日出来ることは明日やる。明日の分の酒は、今日飲む。皆様、カンパーイ!

2020/12/22

k5

高校生の頃に読んでえらく感動した一冊ですが、その後けっこう酒を飲んだなあ、と感慨にふけってしまった。アル中病棟での物語としては吾妻ひでおの漫画にも近しいものがありますが、わりと理屈っぽくアル中を語るあたりはこの人インテリだな、と思います。演劇的な盛り上げが本当にすごい技術だなあ、とため息をつきます。

2022/12/04

mihya

アル中の話。読みやすく、一気読み。意外と面白かった。 私は酒飲みだと思うが、アル中ではない。とは言え不安になり、書かれていたスクリーニングテスト(KAST)をしてみたり、健康診断の結果を確認したりもした。(大丈夫です!) 病院で周りを取り囲む人たちがとても良い。赤河医師、西浦老、三婆、綾瀬少年…。正直、主人公に共感できる部分はあまりなかった。でも、最後のバーでの主人公は良かった。 ちなみに、エチルアルコールは薄めて飲んでも臭くて不味い。まあ「道具」としてでもなきゃ飲むことはないと思うが、やめとけ。

2022/11/14

Shun

これまで3人から死を宣告された男・小島容。これはアルコール依存症となった男の生涯を描くとともに、アル中患者の容体や回復までに必要な過程、そして様々な要因の分析等々、アル中について学べる事は大抵教えてくれました。彼は10年以上過度な飲酒を続け遂に緊急入院し、治療生活でこれまでの生涯を振り返りますが、依存症に至る回想場面はとても怖ろしい内容で負荷をかけ続けられた沈黙の臓器と呼ばれる肝臓の悲鳴すら聞こえてくるようだ。合間に登場するユニークな医者や患者たちが笑いを運ばなかったら読み通すのは苦痛だったかもしれない。

2021/01/06

のんぴ

#KindleUnlimited 休肝日をもうけられない。仕事があるからかろうじて、昼から飲まないでいられるけど、定年後が心配。ジムに朝から晩まで入り浸るしかないか。忘れたい程の現実があると言うほどでもない。誰も褒めてくれないから、自分を労っているのか。飲み過ぎて、禁酒せざるを得ない状況はさけたい。アルコールに対する渇望感、あらがいがたい。適度な飲食、死ぬまでの課題になりそう。

2023/06/13

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