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慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代 (講談社文芸文庫)

慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代 (講談社文芸文庫)

慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代 (講談社文芸文庫)

作家
坪内祐三
出版社
講談社
発売日
2021-01-11
ISBN
9784065222751
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慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代 (講談社文芸文庫) / 感想・レビュー

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Inzaghico

余談、脇道大好きなわたしは、本筋とは関係ない逸話についつい目がいってしまう。7人のなかでも、お気に入りは反骨・在野の才ある奇人の外骨と熊楠のふたりだ。熊楠は、明治という時代にアメリカにわたり、その後イギリスに移って14年間日本に帰らなかった。アメリカでは大学に入って酒を飲んで騒ぐなどしているのは、微笑ましい。ただ、自分の好きな学問には身を打ち込んだ。そして14年間の海外生活で鍛えられた英語力は相当なもので、「方丈記」の英訳が漱石版と熊楠版で紹介されている。坪内が言うように、熊楠訳のほうがこなれている。

2021/04/11

ゆーいちろー

久しぶりにどっぷりと近代文学的世界に浸れた。国文学科出身のいちおう近代文学専攻の身として、知的好奇心をくすぐられる本だ。(ただ、自分は近代というよりは現代文学と言うべき埴谷雄高で卒論を書いたインチキ近代文学出身者なので明治文学はそれほどよく知らないのである)しかしこの七人が同い年とはまったく実感がわかない。本書も当初の予定通り外骨の死まで書かれて本当の意味での完結をしていたら、きっと一生の座右の書となっただろう。伊藤整の「日本文壇史」も読みたいし、露伴全集も読みたい。なじみのない緑雨も読んでみたくなった。

2021/06/17

シルバー井荻

「文学を遊びととらえるか、一つの事業と見なすかという紅葉と美妙のこの対立(と言っても紅葉は、遊びだから文学をチャランポランに楽しもうとしたわけではない。遊びだからこそ、彼は、文学に対して真剣だった。紅葉がのちに「文章報国」という言葉をよく口にしたのは知られている)は、七人男たちの内で文学を志した他の人びと、露伴、緑雨、子規、漱石も無縁ではなかった。漱石などは一生その事を悩み抜いたと言っても過言ではない」

2021/05/31

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