ステップファザー・ステップ 新装版 (講談社文庫)
ステップファザー・ステップ 新装版 (講談社文庫) / 感想・レビュー
ponpon
泥棒中に被雷し、遺棄児童の双子に保護された主人公。そこから始まる疑似家族を描く連作短編集。本当の家族ではないが故の脆さを各自が意識しているからか、並の家族以上に暖かい。そしてコメディータッチの作品ながらも、各編ともにしっかりしたミステリーに仕立てている。双子を置いて逐電した両親の殺害を疑うヘルタースケルターと担任の灘尾先生と親交を深める切掛となったワンナイトスタンドが秀逸。雑誌には掲載されたが単行本化していない部分があるとのことで、「すばる」のバックナンバーを図書館に探しに行こうかな。
2022/04/30
kei302
新装版が出た。この表紙の方がよいです。久しぶりに読むと、うわ~、若い、ちょっと児童書っぽい等、新鮮。 会話文が単調にならず絶妙だし、“俺”の一人称語りの技巧が巧いし、登場人物のキャラが際立っているし。担任の先生だけ、なぜか魅力的じゃない。 続編なし宣言が言い渡されているが、書籍化されていないだけで、存在してはいる。 『小説すばる』1997年1月号/1998年1月号/1998年5月号/1998年12月号/1999年1月号に掲載されたらしい。書籍化しないのは何か不都合でもあるのでしょうか?
2021/03/08
おか
昔読んだ物に 一編だけ増やしての新装版。でも、寂しい事に 続編は無し と言う事に、、、この仮の家族 好きだったですよね。家族以上に家族らしくて。どうしてこんな事を思いつくのだろう、やっぱり宮部さんは凄い! 又 新作楽しみに読もう!
2022/03/20
みぃ
先に実写ドラマ化を見ており原作未読で読了。 主人公の双子が原作では中学生の設定だけど、ドラマ版では小学生の設定になってますね。 原作での中学生の双子しっかり者の子供に設定しすぎてるのがなんかしっくりこないですね。 子供っぽい一面がそんなにない。 ストーリー的には、これで完結なのか?って感じですね。
2022/02/09
ブルちゃん
まだページあると思ったら唐突に終わった😂連作短編だが、ふむふむ読んでると突然ミステリー展開になるので、毎回ん?ってなる笑 双子の喋り方がかわい😊♡伊坂さんっぽい。
2021/10/15
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