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ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介

ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介

ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介

作家
川瀬七緒
出版社
講談社
発売日
2021-02-19
ISBN
9784065224533
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ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介 / 感想・レビュー

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nobby

「次は行動に気をつけたいと思いますよ」うん!主役の台詞通りに続編必ずお願いします!あらためて川瀬さんは魅力的な人物を描くのが上手い!正直、美術解剖学とか服飾関係に古着に生地なんて個人的には全く興味が無い…それを衣服のシワや汚れや損傷具合から既往歴や大病や死因まで言い当てるなんてキャラ作り出されたら降参(笑)そしてまた脇を固めるのが50年代ポップな服装を身にまといヴィンテージ衣類目利きに秀でた若きゲームオタク女性とはもう最強!二人がジワジワ紐解いた未解決事件の結末に重なる『ヴィンテージガール』は切ないけど…

2021/03/23

パトラッシュ

服の状態から着ている人の病気や体質までも見抜く能力を持つ主人公とその仲間たちが、専門知識を駆使して未解決事件の解明に乗り出す。漫画『王様の仕立て屋』を思わせる服飾探偵とはユニークな切り口で、濃ゆいキャラが揃って面白いドラマが展開する。ミステリとしては合格点だが桐ヶ谷たちが挑むのにふさわしい事件を拵えすぎたようで、夜逃げした一族が戸籍がないまま半世紀も裏社会で過ごして子供まで儲けていたとの設定には無理がある。アトミック柄をはじめ初耳の服飾用語が頻出し、調べて理解しないと進めない。今少し、こなれが足りないか。

2021/05/22

ひさか

小説現代2020年10月号掲載の仕立屋探偵桐ヶ谷京介を改題して、2021年2月講談社から刊行。解剖学と服飾をきわめた主人公が、その道のプロ達の力を借りて事件を解決して行く。登場するプロ達は、その活躍に爽快感があり、楽しめました。同じ作者の革命テーラーに通ずるところがあります。京介の探偵業にかかわって行く心意気にエールを送ります

2021/04/17

fwhd8325

とにかく面白かった。連作ものかと思ったら長編でした。視点がとても新鮮です。徐々に明らかにされていく過程もグイッと興味を引きつけて放しません。社会性にあるテーマを取り入れ、設定ありきの探偵小説ではないと思います。きっと次回作もあるだろうと期待します。

2021/10/30

しんたろー

着衣で身体的な情報を推理する服飾ブローカー・桐ケ谷京介が10年前に殺された少女の身元を突き止めてゆくミステリ。若きアンティーク店主・小春、手芸店主・ミツ、曲者刑事・南雲など、著者らしい漫画チックで個性的なキャラ立ちした登場人物たちで楽しく読ませるが、長編としては内容が薄く感じたし、京介の涙に乗れなかったのも正直なところ…少女サイドの哀しい物語が後説で簡単に語られてしまうのが理由かも知れない。途中で少女の悲劇が挿入されていれば、京介と一緒に泣けたと思う。それでも次作を期待できるシリーズ1作目にはなっている。

2021/09/13

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