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ハロー・ワールド (講談社文庫)

ハロー・ワールド (講談社文庫)

ハロー・ワールド (講談社文庫)

作家
藤井太洋
出版社
講談社
発売日
2021-03-12
ISBN
9784065228227
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ハロー・ワールド (講談社文庫) / 感想・レビュー

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タカギ

知らない世界のことを教えてくれる本や、見たことのない景色を見せてくれる本が好きだ。この本はその点で完璧。そしてシャレオツ。IT=カッコいいというイメージはさすがに古臭いと思うけど、本当にカッコいいから仕方がない。主人公のエンジニア・文椎が爽やかで良い。ソフトウェア会社に勤務していた著者の私小説に近いものがあるらしい。久しぶりに全く違う世界の扉を開く本に出会えてうれしい。

2021/07/13

シキモリ

白髪を蓄えた著者の風貌が記憶に新しいので、私小説的なフィクションと言われると妙に納得する。作中で取り扱う題材はアプリにGPS、ドローンにSNS、そして極め付けが仮想通貨。ITにとことん疎い私には現存技術と創作との境界線を判別出来ないが、知識と経験で苦難を乗り切る文椎の姿には爽快感を覚える。相変わらずキャラクターの掘り下げが浅い印象は否めないけれど、これも著者の作風だとようやく腑に落ちた気がする。こと今作においては、IT社会を巡る問題、課題、そして著者の描く展望そのものが作品を司る主人公格だった様に思えた。

2021/03/14

塩崎ツトム

現代のソフトエンジニアリング・ノマドたちの物語。金融資本主義、新自由主義の勃興で社会全体が閉そく感に包まれる中で、元気なところは元気である。一方でここでも国家の統制か、無秩序な投機かの二択を迫られる局面が続く。それでも階級と国境を越えて結びつくエンジニアたちは戦う。ネットは人類を進歩させたか? ヒトによるとしか言いようがない。中には陰謀論と無秩序な投機に身を亡ぼすものもあるが、知を求めるものには、与えられる。

2021/04/21

ソラ

用語とかすべて理解できたわけではないのだけれど、話が巧みですっと引き込まれる。現実と地続きな感じのSFというのも好み。

2021/04/17

うさみP

《Hello world》は初めての世界とつながる合言葉。この言葉の意味をしって感動した。人が唯一作り出した魔法。ITは、あらゆる距離の概念を超えて、人と人とを緩やかに繋げる技術、扱う人とモノを有機的に繋げて、その先の世界を肯定的に捉える短編集。技術は人を自由にすると、技術は人を幸せにするは、違う。内外に問題を山積しながらも、富める技術国として世界に認められて台頭する中国と、垣根を超えた世界的な会議にお隣の日本が呼ばれないのは生々しい・・・。

2021/03/21

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