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叙述トリック短編集 (講談社タイガ)

叙述トリック短編集 (講談社タイガ)

叙述トリック短編集 (講談社タイガ)

作家
似鳥鶏
石黒正数
出版社
講談社
発売日
2021-04-15
ISBN
9784065230879
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叙述トリック短編集 (講談社タイガ) / 感想・レビュー

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future4227

どうやら本の帯に仕掛けがあるらしいのだが、電子書籍で買ってしまったからわからないじゃないか。気付けばほとんど人が死なず、しょーもない珍事件ばかりなのだが、めちゃめちゃ謎めいていて簡単には解けないミステリーをもの凄く頭のいいオタク探偵がいとも簡単に解決してしまう。そして、この本の目玉は叙述トリックであることを最初に宣言してること。そうとわかっていても騙される、見破れない。あとがきでさえも気を許してはいけない。コミカルな会話でミステリー感があまりないけど、推理力より読解力が要求される面白ミステリーだった。

2021/09/10

みゆ

初読み作家さん。叙述トリックが入ってます!と宣言した短編集。「騙されないぞ」と挑んだんだ結果…2話目大学の写真部の話だけは見抜けましたが残りは完敗でした(^-^; 見事なミスリードに「ヤラれたね」と思う一方、事件の謎解き本体が強引なのはご愛敬(^_-)-☆ でも面白い趣向の本でした。ガッツに敬意!がんばれ、似鳥さ~んヽ(^o^)丿

2021/05/27

Ikutan

予め叙述トリックが含まれていますよと宣言していて、おまけに冒頭には『読者への挑戦状』としてヒントまで載せられていて、それで騙されるなんてと半信半疑でしたが、いやぁ、しっかり騙されました(笑)取り上げられているのは、何れも、「えっ、それって不可能なんじゃない?」と思える身近な謎。いつものように、所々に付けられた注釈とクスリと笑えるエピソードや会話。油断していると最後にそういうことかと。本の帯にも仕掛けあり。あとがきと種明かし、もう最初から最後まで叙述トリック満載、似鳥さんのこだわりが詰まった一冊でした。

2021/05/09

オーウェン

叙述トリックをこうも大大的に宣言する作品も中々ないが、作者もすべての真相を見抜けるのは稀であるという挑戦状が。 叙述についても説明はあるが、その中で6つの短編とあとがきという構成。 実は冒頭の説明から種明かしのヒントがあるのだが、それはあとがきに載せる伏線でもある。 他作品で見たトリックもあるが、ラストに実はこうでしたと明かされるのは爽快でもある。 この6篇すべてに登場する人物がいるのだが、これの種明かしこそ一番のハイライトなのかも。 作者の他作品も見てみたくなる。

2024/03/04

けいぴ

今まで叙述トリックものを読んで、100%引っ掛かっているわけですが(笑)、今回も「絶対に見破ってやる」からの「やられた~」でした。ほのぼの まったり系の短編集で、何度か寝落ちしてしました。「背中合わせの恋人」はよかった!

2021/12/12

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