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真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960 (講談社現代新書)

真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960 (講談社現代新書)

真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960 (講談社現代新書)

作家
池上彰
佐藤優
出版社
講談社
発売日
2021-06-16
ISBN
9784065235348
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真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960 (講談社現代新書) / 感想・レビュー

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岡本

平成生まれの身では学生運動や安保闘争など大きな出来事は知れど、全体の流れは知らなかったので細かい所を補完できる一冊。共産党や社民党など当人達が纏めるとどうしても客観性がなくなるので、比較的近い所から見ていた二人の意見は読んでいて面白い。基本的には佐藤氏がメインで話して、池上氏が補足するといった構成が読みやすい気がする。続巻も読んでみよう。

2022/02/15

trazom

終戦から新左翼誕生までの日本の左翼の歴史が、池上さんと佐藤さんの対談によって紡がれる。知識豊富な二人だから、どんな「真説」が飛び出すのかと楽しみだったが、常識の域を超えない内容で何ら新鮮味がなく、全くの期待外れ。書物で大切なのは、「わかりやすく説明する」ことではなく、その事実をどう読み解くか、自分自身の思想は何かを示すことである。佐藤さんの発言には、社青同出身としての一定の思想的背景を伺い知ることができるが、池上さんのスタンスは分からない。「分かり易すぎる説明」「バランスのとれた解説」の空虚さを実感する。

2021/08/28

まーくん

最近、斉藤幸平氏『人新世の「資本論」』などマルクス主義のとらえ直しの動きもみられるが、そういう中、おなじみ佐藤優氏と池上彰氏の対談による日本左翼史のおさらい。前半、敗戦の1945年から日米安保条約改訂騒動のあった1960年頃までを概観する。共産党と社会党の結党の経緯とその後の歴史。共産党は戦後、一時、暴力革命を目指すも支持を失う。社会党は広範な勢力の結集を得たがゆえ、その後、分裂を重ねるが、60年頃には左翼勢力は大きな影響力を持っていた。ソ連崩壊、マルクス主義の退潮を経た現在とは全く異なる状況であった。

2022/01/24

yamatoshiuruhashi

佐藤優、池上彰の対談による左翼史。本書は1945年から60年を中心に語られどうやら続刊も予定されている模様。敗戦後、本当に革命が起こせると思われる状況の中で、社会党、共産党、そして新左翼などが、なぜ、どのように集合離散して現在に至るのかを詳らかにしていく。その中で、現在の「リベラル」という単語の使い方のねじれ、或いは思想の捩れにより社会党や共産党などがある軸をもとに左右行きつ戻りつする歴史が解きほどかれる。それぞれの思想の理論的背景を作る人々は結局「目的は手段を浄化する」として暴力をも厭わない。→

2021/10/26

がらくたどん

選挙の時に「政党名」での投票がいつも困る。格差も貧困も「ヤナ感じ」と思っているのでそれを指標にと考えるのだが、さすがに「格差万歳、貧困上等」と嘯く党はない。ちょうど著者お二人の中間の世代なので「違いの分かる」おばさんに成れるかなと目論んだが簡単にはいかないようだ。収穫は自由と平等という正反対の牽引力を内包する価値を繋ぐのが友愛だという整理の仕方。理想の社会は理性が造ると信じたい人たちがいるという事とある目的を設定して人工的な改造を目指すと目的に手段が浄化されてしまう危険がある事を言語化してもらえたこと。

2022/02/26

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