ヴィンランド・サガ(25) (アフタヌーンKC)
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ヴィンランド・サガ(25) (アフタヌーンKC) / 感想・レビュー
ムッネニーク
65冊目『ヴィンランド・サガ 25』(幸村誠 著、2021年7月、講談社) 遂にヴィンランドへの航海が始まる。連載当初は本当にここまで来られるのか心配だったが、杞憂に終わって一安心。 まるで最終巻のような表紙だが、まだ終わらない。次巻からまた物語が大きく動き出しそうな予感。 「うん とてもやさしい人だった」
2021/07/27
眠る山猫屋
とうとうヴィンランドへの航路が。長いようで短い旅だったなぁ。冒頭のレイフおっちゃんとの惜別、一瞬おっちゃんだと気づかなかった。時の流れは無情、だがヒルドの心を融かしつつあるのも赤ちゃんだった彼の成長。時は流れている。トルフィンの父たちの幻影にはちょっとウルッときた。後半はヴィンランド(というか、後のプリンスエドワード島!)でのネイティブさんたちとの交流の始まり。忘れがちだけど、トルフィンたちは自由な農地を求める開拓者だった。現住者たちとの軋轢は必至。さてさて・・・。
2021/07/23
Die-Go
血潮飛び散るバイキングの時代に、平和の地ヴインランドを目指す、トルフィン一行。今回は平和な感じだったが、終盤に不穏な空気が流れる。★★★★☆
2021/08/05
こら
ヴィンランドに到達したトルフィン一行。気付けば、トルフィンの面立ちが澄んだ優しいものになっている。生死を見詰め続けてきた者の眼。そして、先住民との邂逅が遂に始まる。物語も佳境です。史実を知っている読者に、これからどんな展開を見せてくれるのか、不安でもあり、期待でもある。
2021/07/27
ぐうぐう
「ここではないどこかへ」ついにトルフィン一行は、ヴィンランドに到着する。だがそれは、ゴールではなく、始まりに過ぎない。戦争も奴隷もない世界、その土地が見つかっただけなのだ。「「戦争が好き」っていうのは……男にかけられた呪いみたいなもんだな……心にくすぶってなかなか消えない呪いの埋み火だ」理想郷の実現には、まず内なる心の改革が必要なのだ。そしてその改革は鏡となり、先住民の心を映すはずだ。
2021/11/21
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