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我が産声を聞きに

我が産声を聞きに

我が産声を聞きに

作家
白石一文
出版社
講談社
発売日
2021-07-07
ISBN
9784065237137
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我が産声を聞きに / 感想・レビュー

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いつでも母さん

お金の心配の無い夫婦の話。いや、肺がんの診断を受けた夫から、唐突に家を出ると言われた妻の心模様を実に淡々と綴られていて、現実味を感じないのが逆に真なり?なんて思いつつあっという間に読了に至る。まぁ、夫婦と言えども所詮は他人なのだからとバッサリな感じ(私が)この夫を一人娘の真理恵が「完璧意味不明だよ、あの人」と吐き捨てたがそれに尽きる。ドラマ仕立てに感じるのは私が穿っているからだろうか・・コロナ禍の世情を背景にしてるのだけがリアルだった。

2021/07/30

よつば

青天の霹靂、読み始めて真っ先にこの言葉が浮かんだ。「実は、好きな人がいるんだ」「今日から彼女の家に行くつもりなんだ」肺がんの告知を受けたその日に、22年間連れ添った妻に向かい愛人の存在をシレっと言う54歳の夫。いやいやいや、ないから。それおかしいから。日常の出来事を報告するかの様に淡々と、それも悪気なく、妻の気持ちを一切無視して話し続ける夫はこの妻でなくとも理解不能だ。自分の人生台無しなんて言う夫にフツフツと怒りが湧いて来る。夫婦であっても心の中は分からないものだ。人生をここまで自由に生きられたら最高だ。

2021/07/30

ゆのん

コロナ禍にあって重症化する既往症のある妻、ガンの宣告を受ける夫。宣告を受けた日に『他に好きな人がいる』と家を出る夫。家も車も退職金の半分もあげる…?女性の立場から読むとまるで理解出来ない夫のあまりにも理不尽な行動。これまでの人生と残りの人生を考えた時、『家族と共に』という方向に思考が向かないなんてあまりにも自分勝手すぎる。そんな仕打ちを受ける妻の今までの人生は?あまりにも冷静な妻にも疑問を持ってしまう。私自身は健康体ではあるが、これからの人生をどう生きたいか考えてしまう。

2021/07/25

kei302

表紙写真の岩合氏撮影のねこ写真に和んでいたらとんでもないことに。名香子/良治の娘 真理恵じゃないけど、「完璧意味不明だよ、あの人」良治。 受け入れられない状態で立ち止まっている名香子、もどかしすぎる。なんで?なんで? と、自分の身に起きた出来事のような気持ちで取りつかれたように読んだ。 夫婦は他人。『一億円のさようなら』でも同じことを思ったけど、本作でも同じくです。コロナ禍のある日、突然、夫から「とりあえず今日から僕は彼女のところへ行く」と言われたら…。NetGalleyJP

2021/07/07

marryparty1

かわいい猫のカバーに惹かれ手に取りました。読んで数ページ目で旦那の告白に腹が立ったので、一度閉じて猫を見て心を落ち着けました。冷静になると、ガンにかかって残りの人生好きに生きたいという気持ちはわからなくもないです。いややっぱりコロナ禍だし余計に許せない。名香子のキャリアなら友人の言う「高級な終わり方」の方が幸せかもしれない。自分勝手な旦那より自分勝手な猫の方が可愛い。ラストはよかったです。最後の句集は実在する本だと知りました。面白い俳句でした。

2021/07/25

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