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とにもかくにもごはん

とにもかくにもごはん

とにもかくにもごはん

作家
小野寺史宜
出版社
講談社
発売日
2021-08-12
ISBN
9784065237144
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とにもかくにもごはん / 感想・レビュー

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いつでも母さん

あっけなく事故で夫を亡くした松井波子が、夫との最後の思い出をきっかけに開いた『クロード子ども食堂』そこを運営するボランティアスタッフと集う子供たちや親、ご近所さんとのあれこれ。なんたって松井波子が良い。押し付けや、剛腕じゃなく自然なのが好い。誰の人生にも何かしらの想いはあるよね。それは当然でこれは小説、きれいごとって思っちゃうかも。だがそれがどうした!こんな場所があっていい。ギスギスささくれだった心にじんわり沁みて、今よりほんの少しだけ優しくなれそうな私がいた。小野寺さんの真骨頂ここにあり。お薦めです。

2021/09/07

のぶ

読む前はそれほど期待していなかったけど、予想以上にとても良かった。松井波子は夫を事故で亡くし、その思い出をきっかけに「クロード子ども食堂」のオープンを企画する。家庭の事情などで、満足にご飯を食べられない子に無料でご飯を出す食堂。子どもは0円で大人は300円。やるのは月2回だけで、午後5時開店、午後8時閉店。そこに来る老若男女のおりなす群像ドラマ。子どもにもそれぞれ家庭の事情があって、その親にもそれなりの事情がある。決して暗くならずに登場人物を見事に描いていた。小野寺作品で一番かもしれない。

2021/09/02

よつば

「クロード子ども食堂」ここは温かいごはんを提供する目的で始めたお店。スタッフもお客さんも特別な人達ではなく、私達のごく身近に存在していそうな人物ばかり。けれど皆、大なり小なり事情を抱えて毎日を生きている。母親に置いていかれる子供や、娘に絶縁されたおじいさんの孤独な思いが伝染して来て、切なさに胸がギュッと締め付けられる。『袖振り合うも多生の縁』この小さな食堂での出逢いが、孤独を癒し、明日を生きる原動力となり希望となる。こんな温かい居場所が増えると良いな。ラストは堪らない。奇跡の様な必然が繋がった瞬間に感涙。

2021/09/03

おつぼねー

こども食堂。なんだかんだ言ってもごはん、何はさておきごはん、ともあれごはん、まずはごはん。そしてありがとうは言ったもん勝ち!

2021/09/20

さっこ

事故で夫を亡くし、さまざまな思いや後悔の中で「子ども食堂」を始めた波子。スタートしたばかりの子ども食堂での一日の物語。そこに集う子ども達や大人の群像劇。ただただ優しい。みなそれぞれ心に悔いや葛藤を抱えていて、過去をなぞりながら子ども食堂で癒されていく。少し上手く行き過ぎたような纏め方だけれど、それでもやっぱりそれが温かくて心地良かった。小野寺さんの描く人々は誰もが温かい。

2021/09/25

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