読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

余命一年、男をかう

余命一年、男をかう

余命一年、男をかう

作家
吉川トリコ
出版社
講談社
発売日
2021-07-16
ISBN
9784065238141
amazonで購入する Kindle版を購入する

余命一年、男をかう / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

のぶ

異色の闘病と言うか、闘病しない小説だった。主人公の片倉唯は40歳。がん検診で子宮がんが発覚し、余命宣告まで受けてしまう。医師は早めの手術を勧めるも、唯はどこかほっとしていた。これから先は好きな事をやってやるんだと治療を拒否し、病院の会計待ちをしていた、ピンク頭のホストらしい男、リューマが現れ、金をせびられる。それから二人の奇妙な関係が始まる。病気を扱った作品は多いが、本作は作中で病気の事が出てくることはない。自らの死に直面した時の一つの生き方だろうが、ハッピー余命ものとして考えさせられた。

2021/07/29

もぐたん

恋にも、おしゃれにも興味がない、金勘定が何より好きな主人公が、余命一年という医者からの言質を取ったその日に、ピンク頭の男を買う。それはきっかけでしかなく、話はどんどん膨らんでいく。女性は悲壮感もなく、淡々と合理的に事を進めていく。一方のピンク頭は、掛け値なしのお金目当てだったはずが、どうもイライラし始める。自分で決めることができたりできなかったりするのが人生だけれど、この人の人生にもっと関わりたいと思えたときから、もう一つの物語が始まるということを軽いタッチながらも丁寧に描いた、微笑ましい作品。★★★★☆

2021/07/23

Anemone

登場人物と実在の人物のイメージがかぶってしまうことがある。今回はルックスからキャラクターまで、瀬名がEXITの兼近大樹に変換されたまま読み終える。もう彼でドラマ化して欲しい。1部が余命宣告をもぎとり(このニュアンス読めば分かるはず)男をかった女性の、2部はかわれた男性の目線で語られる。テーマは深刻ながら、読み心地は爽快。面白かった。

2021/07/28

hrmt

図書館本。吉川作品初読み。そして一気読み。面白かったです(^^)♪貯蓄を趣味に誰にも迷惑かけずかけられず、一人で生きて死んでいくと心に決めた合理主義者の40歳、唯。余命宣告されたその日に10歳年下のホスト吉高と出会う。父親の入院費に金を貸し、その返済と果ては結婚契約の提案からその信念が微妙に変化していく。軽〜く読めるけど残った余韻はあたたかい。人は人と関わる事で喜怒哀楽に振り回されたり面倒を被ったり。でも良くも悪くも感じる人との関係が人生に豊かさも齎す。唯と吉高には、ずっと関わり合っていて欲しいと願った。

2021/08/01

ミーナ

子宮がんで余命一年の宣告を受けた倹約家 唯。金策に困ったイケメンに大金を貸す代わりに時給一万円で彼を買うことに ―献本当選本。すごくおもしろくて一気読み。いい年した大人なのに素直じゃない二人がもどかしくもかわいい。ホストクラブは縁がないけど、こんなにピュアな人がいるものかしら。いるのなら行ってみたいと思ってしまう

2021/08/03

感想・レビューをもっと見る