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溶ける街 透ける路 (講談社文芸文庫)

溶ける街 透ける路 (講談社文芸文庫)

溶ける街 透ける路 (講談社文芸文庫)

作家
多和田葉子
出版社
講談社
発売日
2021-07-12
ISBN
9784065241332
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溶ける街 透ける路 (講談社文芸文庫) / 感想・レビュー

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hasegawa noboru

2005~6年、朗読や講演など招待されて行った世界の町への旅の小エッセイ集。「ブダペストからアンマンまで48の町を翔ける51篇」(帯コピー)。言葉が次々と出てくる感じの作者固有の文体だが、短い小説よりも短いので読みやすい。アウシュビッツを3頁強で書く作家の力量。<旅人としてのわたしの体験はマッチを擦った瞬間にその光でまわりが見えるようなもので、炎は数秒で消えて、あたりはまた暗闇に戻ってしまう。世界はなかなか見えにくい。旅をすることで見える範囲など限られている。><記憶の断片が光り、これまで見えなかったもの

2021/07/26

kentaro mori

⚫️自分の理解できない言語に耳を澄ますのはとても難しい作業だが、文字にこだわらず、「アメリカン」を「メリケン」と書き記したような、繊細で果敢で好奇心に満ちた耳が、かつての日本にもあったはずだと思う。それができなければ、異質な響きをすべて拒否する排他的な耳になってしまい、世界は広がらない。創造的な活動は、まず解釈不可能な世界に耳を傾け続けるところから始まるのではないか、と改めて思った。

2021/07/29

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