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7.5グラムの奇跡

7.5グラムの奇跡

7.5グラムの奇跡

作家
砥上裕將
出版社
講談社
発売日
2021-10-07
ISBN
9784065246238
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7.5グラムの奇跡 / 感想・レビュー

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starbro

「線は、僕を描く」に続いて、砥上 裕將2作目です。 視能訓練士(本書で初めて知りましたが、訓練士と言うよりも検査技師の方が実態に近い気がします。)、お仕事成長譚の連作短編集の佳作でした。著者の専門分野ではないので、前作よりも作品として少し弱い気がします。 私は緑内障で3か月に一度通院しているので、患者の気持ちは良く解ります。10月は本書で読了です。 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000354626

2021/10/31

kou

新人の視能訓練士の成長物語。どの話も心が温かくなる読後感だった。この本を読むと、目が見える事への感謝が沸いてくる。前作同様、表紙水墨画は著者が描いてるみたいだが・・・どの部分が水墨画なんだろうか?全部なのかな?この著者の次回作も楽しみでしかたない。

2022/01/07

seacalf

通いたくなるような魅力的な喫茶店が登場する小説は大概面白いと思う。砥上裕將さんの作品はコミカライズ版だけしか読んでないが『線は、僕を描く』がとても良かったので今回も安心して読めた。本作は馴染みの薄い視能訓練士の話。主人公の野宮君に始めは物足りなさを感じるが、段々と彼の真摯な行動に触れるにつれ、いつしか気持ち良く物語に身を委ねていく。コンタクトの為に眼科に定期的に通うが、都内では北見眼科医院のようにじっくり患者に寄り添って検査や診察をしてくれるのは最早ファンタジーのような気がする。毎回長時間待たされるもの。

2022/04/01

うっちー

私も眼科に定期的に検診しています。目はホントふしぎで緻密な臓器ということを実感しました

2021/12/05

とろとろ

お仕事本は比較的良く読む。視能訓練士という国家試験資格があるんですなぁ。1971年制定だというのに自分は初めて聞く資格だった。目の病気で失明の危険があるのは緑内障、と最近よく言われている加齢黄斑変性。眼科医がそうした病気を判定するうえでの検査一般を担当する、ということらしい。女性の比率が90%に近いという。連作短編集で構成は比較的単純。新人特有の、仕事に対する意欲は高いけれど空回りしてしまうところが旨く描けている。自分も理解できるような内容で読みやすかった。表題の7.5グラムの意味は最後の1行にあり、か。

2022/02/15

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