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ダーウィンクラブ(1) (モーニング KC)

ダーウィンクラブ(1) (モーニング KC)

ダーウィンクラブ(1) (モーニング KC)

作家
朱戸アオ
出版社
講談社
発売日
2021-10-21
ISBN
9784065251737
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「ダーウィンクラブ(1) (モーニング KC)」のおすすめレビュー

世界を動かすのは個人か、それとも社会か? マンガ『ダーウィンクラブ』で描かれる新自由経済と生存本能

『ダーウィンクラブ』(朱戸アオ/講談社)

 私たち=ヒト(人間)は、生物学的に言えば社会的な動物だ。人間は個体として生きるだけでなく、社会の中で相互作用し集団で生きてきた。しかし、新自由経済が格差という形で社会を分断したことは、人間本来の生存本能を歪めてきているのかもしれない。

『ダーウィンクラブ』(朱戸アオ/講談社)が、同種の生物が集まって生活を営む「社会」のあり方に、一石を投じる作品だと言ったら大げさ過ぎるだろうか。

 本作品は、寄生虫を扱った異色の医療マンガ『インハンド』(講談社)、感染症を取り上げた『リウーを待ちながら』(講談社)といった、生物科学に関する作品を手がけてきたことで知られる朱戸アオ氏が仕掛ける最新作だ。

サスペンス要素を増長させるダーウィンの進化論

 作品の冒頭は、新自由経済が進み、格差により分断された世界が広がる現代社会を舞台に、GAFA的グローバル企業のCEOが次々と狙われるテロ事件が発生したところから始まる。第1巻は、この犯罪を実行した組織の謎を解明していくサスペンスを楽しみながら、現代社会の歪みや新自由経済のもたらす社会課題…

2023/5/11

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ダーウィンクラブ(1) (モーニング KC) / 感想・レビュー

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コリエル

朱戸アオの新作はサスペンス漫画。環境テロ…とはまたちょっと毛色が異なる犯罪者組織を、抜けているようで冴えてる主人公刑事が追う。人類を適切に進化させるための淘汰としてのテロ? なんか気が長い感じだがやっていることは凶悪で、少し気を抜いたら仲間がどんどん殺されそうで早くこの先を読みたい。

2021/10/30

毎日が日曜日

★★★★ 学習障害?の主人公。

2021/10/24

4 『リウーを待ちながら』『インハンド』の朱戸アオ氏の新作は、謎のテロリスト集団と戦う刑事モノ。幼い頃、謎の組織に父親を殺された主人公は、国際テロリスト集団「アングリービーグル」の起こした事件の捜査中に父親を殺した男を発見する。父親の復讐という主人公の動機、テロ集団という表向きの敵方と、さらに裏で糸を引く秘密結社的な風呂敷の広げ方など、非常にサスペンスとして分かりやすく王道なエンターテインメント。タイトルの「ダーウィンクラブ」ってのが、秘密結社の名前なのかな? 可愛い後輩がピンチで、早くも続きが気になる!

2022/01/28

かなっち

作家さんの名前から医療モノだと思っていた、ずっと読みたかったシリーズの、1巻の無料版を見付けて早速手に取ったのです。ですが物語はクライムサスペンスで、父親を殺された刑事が犯人を追う…ものでした。格差が酷く、テロも頻発する世界なので、それだけでシンドクなります。そんな中での独特の展開やスリルに、襲い来る恐怖やメッセージ…。全く先が分からないのも相まって、ドキドキがすっと止まりませんでした。これは続きも読みたくなりましたが、最終巻のレビューを読んで正直悩んでます。打ち切りのような最後だったって、本当ですか!?

2023/10/14

てつ

期待値あり。謎解き。壮大なテロ犯罪。特殊能力、密偵、裏切り、真実は?これは面白くなりそうな予感

2022/09/19

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