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ラストシーンは崖のうえ

ラストシーンは崖のうえ

ラストシーンは崖のうえ

作家
喜国雅彦
出版社
講談社
発売日
2021-10-21
ISBN
9784065257869
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ラストシーンは崖のうえ / 感想・レビュー

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ぐうぐう

サスペンスドラマにおいて、崖の上はステージなのだ。そこでは真実が明かされ、事件が解決するだけではなく、犯人はおろか、刑事や探偵、その他諸々の事件関係者すべてにとって見せ場となる場所である。だからやはり、そこはステージなのだ。本作はショートコントのようなスタイルで、崖の上の様々なシチュエーションをギャグにする。だが、そこに集う者達は役柄こそ違えど、いつも同じ面々だ。なぜなら崖の上はステージであり、その板に立つ者は演ずる者でなければならないからだ。(つづく)

2021/11/04

ぐりとぐら

面白かった~。古き良き2時間サスペンスの崖エッセンスも堪能できた。崖への旅の途中でみんな会っちゃったりとか、笑った。時代を反映して、ソーシャルディスタンスだったり、マスクをつけていたり、濃厚接触者になって重要人物が来れなかったり、完璧な崖でのラストシーンって、大変なんだな~。喜国さんの崖とミステリー愛が溢れてた。

2021/10/31

YS-56

好きなサスペンスは『取調室』。崖のうえの魔力、そこにあるのは人の業か。

2021/11/14

from83

一冊全部、崖の上のクライマックスというミステリーものの「型」だけでひたすらギャグを展開。近ごろは読んだことのないものばかり求めがちだったが、相変わらずの喜国節になんか安心した。コロナの時代も喜国さんは健在でよかったよかった。みうらさんの援護射撃もストライクです。

2021/12/23

サテヒデオ@ダイナミックひとり

ミステリは約束事の多いジャンル。それとは別にお約束の多いのが2時間ドラマだ。顔ぶれや状況、風景が同じ。硬直した視聴体験、制約や常識をブチ壊すのが“笑い”の力だ。自虐と揶揄の戦法をもってこれに挑む全力ギャグ漫画家・喜国雅彦の真骨頂がここにある。

2021/11/03

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