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歪んだ波紋 (講談社文庫)

歪んだ波紋 (講談社文庫)

歪んだ波紋 (講談社文庫)

作家
塩田武士
出版社
講談社
発売日
2021-11-16
ISBN
9784065260357
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歪んだ波紋 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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HANA

「誤報」「捏造」をテーマにした連作短編集。最近特に巷を賑せているフェイクニュースであるが、マスコミはネットをネットはマスコミを、お互いそう呼んで憚らない現実がある。読む前は誤報についてそれに振り回される人間の話かと予想していたが、読んでいると問題はそれどころではなくもっと根深いものであった。新聞やTVなど情報の発信源であるがゆえにそれに振り回される様や、時代の最先端を自任しそれとは無縁のようなネットニュースもまた然り。本書は小説であるが、いつの日か起こっても不思議ではないような怖いリアリティも感じました。

2021/12/01

よっち

新聞、テレビ、週刊誌、ネットメディアの「誤報」をテーマに、それが生み出される過程、直面したり振り回される人たちの複雑な想い、それらがもたらした結末が描かれる連作短編集。意図せずとも誤報に繋がってしまう構図や、誤報によって人生が歪められたり不安に怯えるようになったり、誤報を弾劾する側の人間もまた一歩間違えばフェイクニュースを掴まされ、容易に糾弾される側に回ってしまう構図に今のマスメディアの難しさと怖さがあって、報じる側の姿勢が問われると同時に、受け取る側にもまた判断が難しい時代になりつつあると痛感しました。

2021/11/16

シキモリ

マスメディアによる<誤報>が題材の連作短編集。著者の【先輩】でもある横山秀夫さんを意識し過ぎたのか、些からしくない印象が残るものの、旧態依然とした新聞社に視聴率至上主義のテレビ局、PV稼ぎに躍起になるネットメディアなど、マスメディア全方位への警鐘をこれでもかと鳴らしている。所詮民間企業の彼らになぜ情報を管理する権限があるのかは確かに深く考えたことがなかった。既得権益に甘んずることで、新興勢力に足元を掬われるというのも決して有り得なくはない。これからは情報の受け手にもより一層のリテラシーが求められる時代だ。

2021/12/05

あきら

すべてはフェイクなのか。何を信じたらいいのか。 構成があまりに巧妙で、とてつもない奥行き。 途中まで読み進めて理解していた世界の狭さを後半で思い知る。 闇の深い小説です。

2021/11/28

minu tanu

誤報・虚報を題材とした連作短編かと思いましたがスケールが違いました。

2021/11/22

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