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オリンピックにふれる

オリンピックにふれる

オリンピックにふれる

作家
吉田修一
出版社
講談社
発売日
2021-10-04
ISBN
9784065260432
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オリンピックにふれる / 感想・レビュー

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旅するランナー

香港/ボート競技、上海/体操、ソウル/フィギュアスケート、東京/オリンピック。都会に住む人たちとスポーツとの関わりの中で、焦燥感・孤独感・不安感が浮き彫りになる。手を伸ばせば届きそうな幸福なのに、誰も悪くないのに、この満たされない気持ちは何なんだろう。

2022/02/26

starbro

吉田 修一は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。タイトルからオリンピック割合が高いのかと思いきや、特に最初の3作は、超薄味オリンピック短編集でした。そういうことで、オススメは、旧のタイトルが表題作の『東京花火』です🎆 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000358050

2021/10/23

いつでも母さん

オリンピックのタイトルに惹かれて手にする。短編4話、どれもその国のというか、その場の匂いとか温度、色を感じた。が、掴めそうでスルリと逃げていかれたような気分。最後の『東京花火』は、なんか良かった。日本人だからかなぁ。観客がいないというだけで画面から沢山の競技に感動したのは事実。大会前から色々あった・・そしてあの競技場はドーンと誇らしげに建っている。壁に触れるくらいいいじゃないですか!『東京はどこにあるのだろうか。』あなたにとって東京はどこ?

2021/11/02

修一郎

横浜スタジアムでオリンピックのボランティアをした。活動期間も短縮されて観客や諸外国からの招待客も来なかったので当初の想定とはかなり違った業務になった。どっぷり浸かったということではないけれどもオリンピックにさわれた感覚はある。選手の家族とか関係者とかじゃなくてもオリンピックにふれることができた人は世界中にたくさんいると思う。オリンピックにふれて自分の人生にちょっとだけ影響を及ぼすことができた人も多いだろう。国立競技場の「東京花火」,とてもよかった。

2021/11/26

まちゃ

TOKYO 2021と同時進行で新聞連載された「オリンピックにふれる」(「東京花火」に改題)を含む4篇収録。香港、上海、ソウル、そして東京。変貌するアジアの都市の空気感と人生の岐路で揺れるアスリートたち。その様子からままならない人生の中に小さな希望を感じました。コロナ下の東京で1年延期の末に無観客で開幕したTOKYO 2021。受け止め方は人それぞれだったでしょが。アスリートたちに躍動する場を提供できたこと、国立競技場の花火に元気付けられた人がいたことは良かったかなと。感慨深く読了。

2021/11/09

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