イーハトーブの幽霊 (講談社文庫)
イーハトーブの幽霊 (講談社文庫) / 感想・レビュー
サルビア
花巻の山車祭りの取材に行っていた浅見はいつもの如く殺人事件に遭遇する。そしていつものように殺人事件の捜査に関わっていく。山車祭りが開かれる前の夜に代田という人物が遺体で見つかる。それは宮沢賢治が名付けたイギリス海岸でだった。そして家族にその日の様子を聞くと電話で誰かと話していたようだったと答えた。電話の詳しい内容はわからなかったが、「幽霊」と「まただよ」という言葉が耳に残ったという。数日して今度は郵便局長が殺される。毒殺だった。その死体も宮沢賢治の作品、「毒もみのすきな署長さん」をなぞっていた。
2024/02/24
Book・CaFe
雑誌『旅と歴史』編集長から【岩手県花巻市•花巻祭り】取材依頼を受けたフリーのルポライター浅見光彦。花巻祭りの取材中、連続殺人事件が起きる。事件と宮沢賢治が交錯しながら進んでいく展開が興味深い。随所に宮沢賢治作品が描かれていて読みたくなる。事件ミステリーだけでなく、内田康夫さんお得意の歴史や伝説•旅などを絡めた作品を読んでいると知識が広がり読書の充実感を感じる。本書の舞台は岩手県、2024年現在、岩手県出身といえばやはり大谷翔平選手の活躍が素晴らしい。ご結婚おめでとうございます!
2024/03/10
ラッキー
短めだったが、宮沢賢治のことなど色んな要素が噛み合って楽しめた。
2022/05/11
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