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挑戦 常識のブレーキをはずせ

挑戦 常識のブレーキをはずせ

挑戦 常識のブレーキをはずせ

作家
藤井聡太
山中伸弥
出版社
講談社
発売日
2021-12-08
ISBN
9784065269145
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挑戦 常識のブレーキをはずせ / 感想・レビュー

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あすなろ

藤井聡太棋士と山中教授の対談録。僕は正直、将棋に興味薄く幼い頃にやった事あるという程度しか興味がない為、正確な感想を記せる程の知見や興味はない。だからかちょっと散漫な印象を受けてしまった。ただ、書かれている内容には各論的に面白味はあった。なお、藤井棋士は高校を中退してしまったとのことで、僕はそれで良いと思っている派なのではあるが、ご本人も少し吐露されているように、それで将来の視野や思考の狭さへの帰結やいつかあるやもしれぬレジリエンス力に影響しないと良いがなど良からぬ事を考えてしまった。否、それは杞憂だろう

2022/03/13

けんとまん1007

タイトルにある挑戦の二文字の意味を考えながらページをめくる。このお二人に限らず、人が生きていくのは、挑戦の連続だと思う。違いが出てくるのは、そこへの向き合い方や、結果の受け取り方、その後の動き方だと再認識。以前、目にした羽生さんの言葉「失敗は、何もしないこと。努力をやめること。」とも響きあうし、羽生さんのことも何度も登場していた。AIも出てきて、AIが出した結果を、ただ受け容れるのではなく、どう解釈するのか・・を大事にしたいという藤井聡太さんの言葉に、納得。違う分野の人との接点を持つ重要性も共通している。

2023/07/09

しゃが

あのiPS細胞の山中さんと四冠の棋士藤井さんの対談。互いを認め合うお二人のそれぞれの学び方、メンタルの持ち方、AIとの関わりを語る。ビジョンを見失わない、発想力と経験値の話から山中さんがまた新技術を多くの患者に届けるための研究者に戻りたいお気持ちが分かった。藤井さんもインタビューはうつむき加減で言葉少なくまだ幼いイメージだったが、推敲されているといえ、思考や視点と行動は驚くほど大人だった。お二人ともミッションへの強い意志とやわらかい発想が年齢差を越え共通していた。

2022/02/04

シャコタンブルー

「はじめに」の3ページで語った藤井竜王の言葉に本書がいかに有意義で貴重な対談であったことが分かる。たった3ページだがそこに込められた思いや熱意が真摯に伝わってきた。「おわりに」の3ページで語った山中所長の言葉も藤井竜王への期待や感謝の意で溢れ、何か清々しい気分になった。年齢差40歳だが、常に何かに挑戦する気持ちや失敗を恐れない姿勢は同じであり互いに尊敬し、素敵な友情が今も続いているのは素晴らしい。どちらの研究も今後AIをどの様に生かして活用していくのかが課題になっていく。お二人の今後の活躍が益々楽しみだ。

2022/01/27

井月 奎(いづき けい)

勇気を持ち、自分との戦いをこそ自らに課す二人はじつにさわやかに、上品にしゃべります。失敗や敗北のほうが得られるものが多いというのはか研究者と棋士の共通した思いのようです。私も失敗は得難い体験だとは思っていますが、この二人のようなリスクや損失はありません。膨大な重圧の中にあって失敗や敗北を経験、体験と言い切れる二人の肝の太さには驚かされます。勝つことでしか見えないものがある、藤井棋士はそういいます。穏やかな笑顔の青年の情熱に触れたような気がします。刺激をもらいました。

2022/03/19

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