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現代思想入門 (講談社現代新書)

現代思想入門 (講談社現代新書)

現代思想入門 (講談社現代新書)

作家
千葉雅也
出版社
講談社
発売日
2022-03-16
ISBN
9784065274859
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現代思想入門 (講談社現代新書) / 感想・レビュー

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trazom

売れている評判の一冊として手に取ったが、私はこういう本が苦手だ。確かに、デリダ、ドゥルーズ、ラカンなど読むのに難渋する思想を平易に解説してくれるのは有り難いが、「…と覚えてください」「…と押さえておけばいい」というような紋切り型の理解を要求するのは、ポスト構造主義の対極にある姿勢ではないのかと感じる。原著を読みこなす手引きとしてではなく、結論を単純化するアンチョコに使われるとすると弊害は大きいかもしれない。尤も、本書が、現代思想への興味の扉を開く真の意味での「入門」であるのなら、その価値はあると思うが…。

2022/05/30

徒花

よかった。西洋哲学における時代区分の一つである「ポスト構造主義=現代思想)」の主張を、ジャック・デリダ、ジル・ドゥルーズ、ミシェル・フーコーの3人に絞って解説しながら、現代思想の源流としてニーチェ、フロイト、マルクスにも言及し、最終的には「ポスト・ポスト構造主義」の論者たちを紹介していく一冊。まあ正直、後半辺りからはこういった哲学書を読むときの常として、何を言っているのかよくかわからなくなるのだけれど、本書の場合は最後に付録としてつけられている「現代思想の読み方」も、いろいろぶっちゃけてておもしろかった。

2022/04/04

ゆいまある

成熟した考え方を身につけることは生きていく上で役に立つ。人間は何故か余計なことを考えるものだし、迷いは酷く苦しい。自分のスタイルが揺るぎ無ければ、他人に惑わされず、不安になることが減る。余裕が出ると、自分のやりたかったことに集中できる。ライフハックとしての現代思想。スタイリッシュな生き方指南書。細かなところは分からないけど読んでいて気持ちよかった。私は神を持たないんだけど、人間は自分の力が有限であるからこそ、より大きな力を持つものに守られていると仮定し安心する。神が何かと便利な概念なんだと分かった。

2022/05/22

里愛乍

冒頭の秩序と差異、二項対立の脱構築についてはまさに現代を感じるなあと思いました。グレーって本当必要ですよね、ここがあるから人間やっていけるって感じなんですけど。専門用語含む言葉の定義を初めから教えた上で進めてくれるのでとても面白く興味深く読めました。デリダ、ドゥルーズ、フーコーは千葉さんの既読書にもあったので、また改めて読みたくなります。付録にある「読書はすべて不完全」には深く頷いてしまいました。ここは現代思想に限らない、すべての本にいえるかもですね。

2022/04/27

速読おやじ

哲学入門書の中ではベスト。現代思想の基礎が理解できる。構造主義(パターン)の世界の後に出てきた脱構築という概念。二項対立を一旦留保しましょうというのは、単純な相対主義に陥ってしまいそうだがそうではない。二項対立ではいずれかがプラスでマイナスとされるその価値観を疑うことが出発点だというのはデリダの概念の脱構築。ドゥルーズは世界は差異でできているとの世界観を持つ。全ては途中の段階なのだと。価値観の争いからデタッチできるかが大事。これが存在の脱構築。フーコーが言うのは権力の二項対立を揺さぶるのが社会の脱構築。

2022/04/15

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