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点 きみとぼくはここにいる (講談社の翻訳絵本)

点 きみとぼくはここにいる (講談社の翻訳絵本)

点 きみとぼくはここにいる (講談社の翻訳絵本)

作家
ジャンカルロ・マクリ
カロリーナ・ザノッティ
内田也哉子
出版社
講談社
発売日
2022-11-28
ISBN
9784065278888
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「点 きみとぼくはここにいる (講談社の翻訳絵本)」のおすすめレビュー

内田也哉子さん「みんなでつくる世界はきっと息をのむほど美しい」争いごとのない未来を考えるきっかけになる翻訳絵本

『点 きみとぼくはここにいる』(ジャンカルロ・マクリ、カロリーナ・ザノッティ:文・絵、内田也哉子:訳/講談社)

 先ごろ発表された京都・清水寺の「今年の漢字」は「戦」だったように、2022年はロシアによるウクライナ侵攻のニュースが連日、重苦しい悲しみを運んでくる1年だった。戦争で故郷を離れざるをえなくなった人々は「難民」となり、この日本にも多くの方が来日した。少しでも力になろうと自治体ぐるみで積極的な支援の動きもあったが、一方で入管での外国人不法滞在者に対するひどい扱いが明らかになるなど(その中には何年も難民申請が認められず止むを得ず不法滞在となったウクライナ以外の地域の人もいた)、残念ながら日本全体でいえば「難民」への理解と共存にはまだまだ問題が多い。

 現代社会において難民問題は決して他人事ではなく、もっと私たちひとりひとりが「自分のこと」として考えていくべきことだ。そうは言ってもピンとこない――そんな人にはこのほど俳優の樹木希林さん、ミュージシャンの内田裕也さんの一人娘であるエッセイストの内田也哉子さんが翻訳を手がけた絵本『点 きみとぼくはここ…

2022/12/21

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点 きみとぼくはここにいる (講談社の翻訳絵本) / 感想・レビュー

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けんとまん1007

子どもから大人まで、すべての人に読んでほしいと思う。それぞれの受け取り方は、いろいろだろうし、だからこそいいのだと思う。白黒のモノクロ調で書かれているが、これほど、色彩に富んだカラフルな本は、そうそうはない。そう、それは、ここで書かれている点がそれぞれ違うように、人は、みんな違うものを持っているから。いい、ただただ、いいなあ~と思う1冊。

2023/05/02

chiaki

白と黒の点のみで表現された、デザイン性、メッセージ性の高い絵本。訳は内田也哉子さん。今の世の中が抱える貧困や差別、移民の受入れ問題に繋がるストーリー。環境は違っても、互いを受け入れ認め合う世の中になれば、世界はもっと豊かに、そして広くなるはず。そうだよ答えはもっとシンプルなはず!だって同じ人間じゃん!!

2023/04/28

booklight

途中までは面白かったけど、なんだかオチがしっくりこない。政治臭がじゃまをする。

2023/07/23

ヒラP@ehon.gohon

白い点と黒い点が、何を象徴しているのかを考えると、いろいろに読み取れる本です。 差別、格差、民族、ジェンダー、思想、…。 黒い点の自分には多くの仲間がいて、社会を構成しています。 白い君にも多くの仲間がいて、また違う社会を構成しています。 2つの世界が融合していく過程を、黒い点と白い点だけで、戯れるようにして表現した絵本です。 最後に、白黒半分の点が登場する所が、この本の到達点でしょうか。 わかり合うこと、認め合うこと、ともに生きることの到達点は融合です。

2023/03/09

ヒラP@ehon.gohon

【再読】大人のための絵本

2023/03/15

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