湘南夫人 (講談社文庫)
湘南夫人 (講談社文庫) / 感想・レビュー
イコ
晩年の作品は実際いた人物の自伝的小説を読んだだけなので、まさか同じような文体で普通の小説も書いていたとは思わなかった。良く言えば無駄が省けただが、ここら辺の極地はアゴタ・クリストフとかヘミングウェイとかなのだと勝手に思っているがそこの領域まで行っていない。話としてもつまらない訳では無いがちと古臭く、昼ドラ的物語で、音楽にまつわる話でもあるので映像化を前提に考えたようなシナリオだったな。映像化したら真価を発揮しそう。
2022/06/26
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