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豪球復活

豪球復活

豪球復活

作家
河合莞爾
出版社
講談社
発売日
2022-09-14
ISBN
9784065290002
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豪球復活 / 感想・レビュー

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nobby

失踪した末に記憶障がいで投げ方をも忘れた剛腕投手の豪球スモーク復活なるか!もう超絶なスターぶりのワクワクから、復活に徐々に向かうドキドキ感と分かりやすくも立ちはだかる現実的な障壁の生々しさのバランスがスゴくいい!ちょっといろいろ丁寧過ぎて説明の繰り返し多いのが気になった(笑)所々で意味深に描かれる事柄がミステリへと導かれるのだけれど…うーん、個人的には無くてもよかったかなと…せっかく「消えるボール」なんて魅力たっぷりなワードで盛り上げるのなら、そっちの要素でなくてあっちのキワモノに持って行って欲しかった…

2022/12/28

ma-bo

スポーツ小説×ミステリー×友情。エースピッチャーが故障で失踪。ハワイで見つかるが記憶障害で投げ方さえ忘れている状態。復活を期す前半から、過去に起こった殺人事件が絡み後半はミステリー色が強くなる。見つかった一冊のノート、主人公矢神の秘密が積み重なり繋がるラスト。

2023/03/21

ナミのママ

河合莞爾さんの新作はガッツリ野球小説。エースピッチャーの矢神大が失踪した。高校時代から関わりのあるブルペンキャッチーの沢本拓はハワイでホームレスになっていた大を見つける。この2人の信頼と熱い友情がいい。記憶障害から投げ方すら忘れていた大の復活劇かと思われたところで現れた刑事。見つかった一冊のノート。ミステリ色の後半だが河合さんの作品はそれだけで終わらない。これでもかこれでもかと積み重ねて繋がるラストはみごと。野球に詳しくなくても十分に楽しめる。

2022/11/29

野球小説としての盛り上がりからミステリーへ。畳み掛ける展開が面白かった

2023/02/09

オーウェン

かつて天才投手と呼ばれた矢神大。 だがハワイでホームレスになっているところを、ブルペンキャッチャーの沢本に発見される。 八神は記憶喪失に掛かっており、日本でなんとか一流の投手に戻そうとする。 前半から中盤は復活の手探りだが、消えるボールと殺人の告白というミステリが顔を覗かせてくる。 非常にテンポがよく、オールスターに絡めたクライマックスの真相も中々練られている。 冒頭からの伏線もそういうことかと納得。

2024/04/11

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