書かれる手 (講談社文芸文庫)
書かれる手 (講談社文芸文庫) / 感想・レビュー
ソングライン
作品に込められた作家の想いを深く思索しその一部を引用しつつ、その評論自体が一つの文学作品のような私淑する12人の作家を描く評論集です。表題作書かれる手ユルスナール論は作者の知識、難解な言葉と論理にたじろぎますが、読みすすむと共感する作家にであうことが出来ます。人間の元祖は一人ではない、二人きりというのが人間の最小単位で故郷なのだと言い放つ、二人きりの孤独山川方夫論にハッとします。山川方夫「夏の葬列」読んでみます。
2023/03/03
十文字
デビュー作であるユルスナール論を含む、著者が私淑する作家論。 長谷川四郎を読み直したくなった。
2023/07/04
i-CHIHIRO
お気に入りレベル★★★★☆
2022/11/25
佐藤
「竹西寛子論」素晴らしさにうっとりした。親和/違和の均衡を何とか保とうする批評の表面張力は『河岸忘日抄』における「ためらうことのエロス」だとか「吹っ切れる」ということに対する抑制の称揚というテーマへ確実に滴り伝っている。
2022/10/06
感想・レビューをもっと見る
「堀江敏幸」の関連作品
ベスト・エッセイ2023
- 作家
- 角田光代
- 林真理子
- 藤沢周
- 堀江敏幸
- 町田康
- 三浦しをん
- 赤木明登
- 阿川佐和子
- 秋田麻早子
- 浅田次郎
- 荒俣宏
- 石田夏穂
- 磯野真穂
- 稲垣 栄洋
- 今井真実
- 上田岳弘
- 内澤旬子
- 内田春菊
- 大辻隆弘
- 小川哲
- 奥泉光
- 鎌田 裕樹
- 川添 愛
- 神林長平
- 岸本佐知子
- きたやま おさむ
- 桐野夏生
- 鯨庭
- 久栖博季
- 黒井千次
- 小池昌代
- 小池真理子
- 郷原 宏
- 佐伯一麦
- 酒井順子
- 佐藤利明
- 佐藤 洋二郎
- 沢木耕太郎
- 沢野ひとし
- 茂山 千之丞
- 篠弘
- 柴田一成
- 杉山昌隆
- 鈴木伸一
- 須藤一成
- 青来 有一
- 関田育子
- 大道珠貴
- 高田郁
- 武田砂鉄
- 田中慎弥
- 中山祐次郎
- 七尾旅人
- 乗代 雄介
- 服部文祥
- 平岡直子
- 平松洋子
- 藤原 智美
- 藤原麻里菜
- 古川真人
- ブレイディみかこ
- 細川護熙
- 細馬宏道
- 穂村弘
- 本田秀夫
- 松尾スズキ
- 三崎亜記
- 宮田珠己
- 村田あやこ
- 村田喜代子
- 森田真生
- 山内マリコ
- 柚木麻子
- 夢枕獏
- 綿矢りさ
- aka
- 出版社
- 光村図書出版
- 発売日
- 2023-06-26
- ISBN
- 9784813804383