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わたしたちは無痛恋愛がしたい ~鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん~(2) (アフタヌーンKC)

わたしたちは無痛恋愛がしたい ~鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん~(2) (アフタヌーンKC)

わたしたちは無痛恋愛がしたい ~鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん~(2) (アフタヌーンKC)

作家
瀧波ユカリ
出版社
講談社
発売日
2022-09-22
ISBN
9784065291931
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「わたしたちは無痛恋愛がしたい ~鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん~(2) (アフタヌーンKC)」のおすすめレビュー

「基本自炊」がなぜ「料理好き」に変換される? ジャッジされない「無痛恋愛」を求め、さまよう者たちの、痛快恋愛冒険マンガ!?

『わたしたちは無痛恋愛がしたい〜鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん〜』(瀧波ユカリ/講談社)

 20代の頃、「料理ができない女」ぶっていた。実際にはレシピを見ればそれなりには作れる程度であり、うまくはないができないわけでもなかった。たいていの人がこんなもんなのではないかと思う。ではなぜ、“料理できないキャラ”をやっていたのか。当時は自分でもよくわかっていなかったが、今ならわかる。

 料理をする=家庭的な女枠

 私はここから全力で逃げたかったのだ。

『わたしたちは無痛恋愛がしたい〜鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん〜』(瀧波ユカリ/講談社)の1巻冒頭、主人公のみなみは「へ~ みなみちゃん 料理好きなんだ~ 女の子って感じでいいなあ~」と飲み会で男性から言われる。即座にみなみは〈「基本自炊」が「料理好き」に変換されるのどういうことかな〉とツイート。「やーあれです 低賃金だから」と返すも、「いやいやそんなことないでしょー 作るってことは好きでしょー」と取り合わない。アホなのだろうか。話聞いてンのか? ああん? ……とマンガに向かってブチギレたくらいには腹…

2022/12/29

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“クズ男”との恋愛漫画がフェミニズムに切り込む作品へと変わっていった? 男女の対等な恋愛=「無痛恋愛」はどうすれば実現するのか、著者・瀧波ユカリさんに聞いてみた!

『わたしたちは無痛恋愛がしたい~鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん~』(瀧波ユカリ/講談社)

・美容院の店員が客に下ネタトークをすることは許されるのか(本人曰く「軽いノリ」) ・妊娠しない「男」と妊娠しうる「女」のカジュアルセックスはお互い「同じだけ楽しめる」ものなのか

 いずれも漫画『わたしたちは無痛恋愛がしたい~鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん~』(瀧波ユカリ/講談社)に出てくる議題である。

 そんなの人それぞれだよ、と思ったかもしれない。その通り、人それぞれだ。ただ、人それぞれということは、対話をしてお互いの主張のすり合わせをしないと着地点が見つからないということでもある。「人それぞれ」に、正解もマニュアルもない。なぜなら、人それぞれだから。

 それでは、その「対話」とやらを、目の前の人と対等にきちんとできている人間はこの世にどれだけいるのだろう。本作を読んでいるとそんなことを思わされる。

『わたしたちは無痛恋愛がしたい』(以下、『無痛恋愛』)の作者・瀧波ユカリ先生に、作品誕生の経緯や、作品から考える対等な恋愛、対等なコミュニケーションについてな…

2023/1/31

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鍵垢女子が書いた匿名ブログがバズった! 肯定コメにかぶせるようにアンチコメントの波が押し寄せて…/わたしたちは無痛恋愛がしたい③

顔のいいクズ=星屑男子に都合よく扱われ、合コンに行けば「女」の役割を押し付けられ…。たまりにたまった鬱憤は、フォロワー4人の鍵垢で「ジャッジされない」ツイートで吐露する、主人公のみなみ。恋愛に冷めきった友人・由仁と語り合うのは、苦しくない=無痛の人間関係を築きたい、ということ。そんなある日、彼女はひとりの年上男性に出会う。彼は今までに出会ったことのない“フェミおじさん”だった…!

マンガサイト「&Sofa」で好評連載中。「このマンガがすごい!2023 オンナ編」第10位ランクインの『わたしたちは無痛恋愛がしたい ~鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん~』(瀧波ユカリ/講談社)第1巻を期間限定試し読み!

<続きは本書でお楽しみください>

2022/12/31

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わたしたちは無痛恋愛がしたい ~鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん~(2) (アフタヌーンKC) / 感想・レビュー

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さくりや

うわあ……。日頃の鬱憤が見事に言語化されていてすっきりする。特に「ハラッサーあるある」「「女」として見られていないと…じゃなくて「女以下」なんだよ」「つまり恋愛市場において私たちは「人間」ではいられない…」「この10年の最大の成果は私が「言葉」を手に入れたことです」が刺さる刺さる。そうなんよ、こちらを恋愛対象に見てくる男性の何が嫌いって、私を人間扱いしないところなんよ……。人生まるっとゲームなうずら、恋愛不要の由仁には共感できるけれど、みなみはまじで目を覚ませ時間の無駄だぞ!

2022/10/14

パンダプー

江古田ちゃんみたいな面白さはないけど、江古田ちゃん的な感じ? 2巻は着いていかれないノリでした。でも、3巻も行ってみるつもり。

2022/09/22

ユウキ

一巻に引き続きすごい。あるある感満載。「そして10年が過ぎた」がわかりみすぎた。 モヤモヤしていたものを言語化してくれる。自分の中に内面化してしまっていたハラサーの特性など、何度も何度もハッとさせられてしまった。 授業で使いたい。

2023/09/22

るぅ

何の変化もないまま10年も経ってる(笑)相変わらず、わかりみしかない。セックスと避妊と平等の話とかね。あとうずらちゃんのメンタルが心配!

2023/05/05

煮卵

一気に10年経って雰囲気もガラッと変わったけど、一気に面白くなった。由仁はそれがいいよ!そして由仁がいなくても星屑と切れなくてもそれなりに逞しく生きてたりするのも面白い。フェミおじさんは、確かに、まともな人ならその結論になるんだよなあ。そしてつよつよに見えてたうずらちゃんが心配だ。

2023/01/26

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