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法月綸太郎の消息 (講談社文庫)

法月綸太郎の消息 (講談社文庫)

法月綸太郎の消息 (講談社文庫)

作家
法月綸太郎
出版社
講談社
発売日
2022-10-14
ISBN
9784065296073
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法月綸太郎の消息 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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ち~

長く待ってたシリーズ!短編3話、中編1話収録。うち2作は、ホームズとポアロの作品を法月綸太郎が考察するという物で、とても興味深くおもしろかったが…コレを法月綸太郎でやらなくても…と思った。私が読みたい法月綸太郎はコレじゃない!というのが個人的な感想。あとの2作は、法月警視が綸太郎に語った事件をその場で解決する安楽椅子探偵もので楽しめた。

2022/10/19

生田目 房一郎

 功績に次ぐ綸太郎短編集。四編中二編、『あべこべの遺書』は死んだ二人の遺書が入れ替わった謎を丁寧に解く。収録に当たって書き直したらしいが、元のやつも読みたくなった。評判悪かったけど普通に面白いので。『殺さぬ先の自首』有栖川有栖のモロッコ水晶の影響を感じた。『白面のたてがみ』はドイル、『カーテンコール』はクリスティーを扱ったメタミステリ。白面は肩透かしな終わりだが、飯田才蔵や堤豊秋の名前で満足。カーテンはポアロの“カーテン”には裏があったのでは?という検証。“象は忘れない”など他作品を踏まえてまた読みたい。

2022/11/14

hnzwd

法月綸太郎ものの短編集。ロジカルに解いていくのが多く、伝統的なスタイルを守っている名探偵の一人。帯にあるとおりホームズの謎とポアロ論に迫る2篇に重きを置いた一冊でしょうか。

2023/04/18

小梅さん。

ミステリを期待してたのだけど、後半はほぼクリスティ論に終始。(一部ホームズやクイーン。) 出だしのロザムンドとの掛け合いが楽しかったので、どんな事件が勃発するのかと思ってただけに拍子抜け。 こういう評論は苦手だし、、、 最初の2編は、まぁ、ミステリ的だったかなぁ。 たぶん、評論としては優れているのだと思う。 私が、ミステリばりばりを期待していて、評論が苦手だったのではまれなかったのが残念。

2022/12/03

マッちゃま

お久ぶりの法月綸太郎シリーズ。4作品の中短編集。驚きはドイル、ポアロ(カーテン)について謎解きモノ。内容的には◯野のお父さんに出てきそうな謎なんですけど、それに関わるのが法月氏というのは新鮮でもありました。ポアロについての話はクリスティーの他の作品の内容にも触れている箇所も多く(かなり上手く処理されています)僅かなネタバレすら嫌って方はご注意を。2作目の「あべこべの遺書」はアンソロジーにて既読だった筈なのに全く憶えておらず、かといって面白かったんだから改めて「アンタやっすい読者だなぁ」と反省します(苦笑)

2024/02/16

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