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ノーサイド・ゲーム (講談社文庫)

ノーサイド・ゲーム (講談社文庫)

ノーサイド・ゲーム (講談社文庫)

作家
池井戸潤
出版社
講談社
発売日
2022-11-15
ISBN
9784065299104
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ノーサイド・ゲーム (講談社文庫) / 感想・レビュー

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納間田 圭

松たか子さん演じる主人公の妻の切れ味良い台詞が…とても素敵。あの人気ドラマの原作。でも原作では彼女の登場は極少。斜陽の暗い影が迫る…自動車メーカーの内情。既得権益にしがみ付く頭の固い輩達の…執念。経営合理化のために…一番最初に矢面に立たされる企業スポーツの運命。荒廃しきってしまった人達の心に光を灯す…ラグビーの精神。会社主流派に出る杭を打たれる形で…本社経営から外された君島。左遷先は…田舎工場。役職は…総務部長兼赤字続きのラグビー部ゼネラルマネージャー。そんなどん底から…這い上がる君島の姿はカッコいい

2024/02/04

ケイ

安定の池井戸節。しかし、今回は妙な交友も生みだしているし、多少の変化球もある。ラグビーに詳しくない私でも、試合の様子がまざまざと浮かんだ。組んだスクラムが崩れるところ、踏ん張るところ、蹴られたボールがゴール近くに落ちるところ……。ラグビー協会の重鎮のトップは、日大の前理事長の顔で頭の中に登場して離れてくれなかった。

2023/12/31

じいじ

暫くぶりの池井戸小説は、楽しませてくれます。今作の主題は、このところ俄かに人気の出てきた「ラグビー」。順調に出世の道を歩んできた主人公が、左遷かと腹を決めた赴任先は横浜工場でした。ズブの素人が、実業団リーグで低迷するチームのGMに…。彼の首を賭けてのチーム立て直しです。監督の人選から夢の優勝を目指しての物語が始まります。このストーリーは池井戸さんの十八番です。息も吐かせぬ展開は、面白いです。でも、少しばかり主人公の男が、出来過ぎで胡散臭いです。ストーリー・テラーの池井戸潤だから許しましょう。

2023/01/17

五右衛門

読了。久しぶりの作家さんでした。相変わらず飽きさせずに最後の最後まで殆ど一気でした。相手(今回は社内、蹴球協会)が強ければ強いほど、憎たらしければ憎たらしいほど倍返しじゃ無いけれどGMが最後にどんでん返し❗気持ち良く終盤を迎えました。でも現実的にはみんなが突き当たったまま立ち尽くしている問題です。この物語のように撃ち破って行きたいです。明日に向かって撃つべし。撃つべし。撃つべし。

2022/12/18

ぼっちゃん

【文庫で再読】『ルーズベルトゲーム』『陸王』と同じくスポーツを絡めた話なので、ラグビーの熱い試合と企業内の問題解決と2つ同時に楽しめ感動できるのでお得ですね。90歳の父は眼も緑内障で少し悪いが、池井戸作品は楽しみにして読むのでまた実家に持って行って置いておこう。

2022/11/23

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