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万葉恋歌―まんようこいうた

万葉恋歌―まんようこいうた

万葉恋歌―まんようこいうた

作家
清川妙
林静一
出版社
主婦の友社
発売日
2010-08-27
ISBN
9784072737491
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万葉恋歌―まんようこいうた / 感想・レビュー

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かおりんご

うーん、素敵!万葉集ってこんなにも心を打つ作品がたくさんおさめられているのですね。声に出して読むと、さらに心に響きます。もっと小さいサイズの本なら、外出時にも連れていけるのに、それが残念です。昔も今も、人の恋する想いは同じで、色褪せないものですね。

2016/01/13

はなん

図書館)この場で知って気になって借りた一冊。本当に読んでいて楽しく心地よかった。古の美しくそして素朴な温かみのある言葉で作られる「歌」とそれに添えられる、これもまた美しく柔らかな解説のことば。日本語の美しさ、リズムの心地よさ、そして古代の人々の「恋歌」から浮かぶ果てない景色。とても気に入りました。画もとてもよくこの一冊を引き立てています。返却したくないなあ~な、作品です(w)

2014/02/04

maekoo

古典物語等を読んでいると古今集や勅撰集そして万葉集の影響を感じる時があります! 評論・エッセイ・小説の著作のある清川妙氏のこの万葉集紹介本は恋歌を中心にその詠った歌人の半生や誰に宛てた歌でなぜ贈ったか又その返歌も紹介しながら奈良時代のおおらかでいて様々な想いを編んだ和歌の素晴らしさを知る事が出来ます! その歌とリンクする源氏物語等後続の作品の内容や海外の恋愛小説等にも触れ、男女の明るい歌・初々しい歌・哀しさあふれる歌等情緒あふれるその世界を享受できます! 大津皇子・草壁皇子・石川郎女の物語は優しく悲しい。

2024/03/07

mope

万葉集を読んでみたいなあと思いつつ古典も古文も大の苦手で読まずに来ましたが、この本は素晴らしかったです。作者の清水さんが万葉集に惚れておられるのだなあという事がとてもよく伝わってくるし、翻訳も味気なく意味を綴るのではなく、(過ぎるほどに)作者が万葉集から感じ取ったイメージを綴ってあり、じんと来るものがありました。また、歌によっては共通するテーマのある西洋や日本の近代文学、映画などにも触れてあり、歌のイメージを感じ取るには最適だと思います。手元に置きたい本。

2017/07/01

shou

「夏の野の繁実に咲ける姫百合の知らえぬ恋は苦しきものを」「秋風の千江の浦廻の木積なす心は依りぬ後は知らねど」「わが背子がその名告らじと たまきはる命は棄てつ忘れたまふな」「馬買はば妹歩行ならむ よしゑやし石は踏むとも吾はふたりゆかむ」

2017/01/04

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