KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

障害のある子の「親なきあと」

障害のある子の「親なきあと」

障害のある子の「親なきあと」

作家
渡部伸
出版社
主婦の友社
発売日
2018-09-07
ISBN
9784074332595
amazonで購入する Kindle版を購入する

「障害のある子の「親なきあと」」のおすすめレビュー

「親なきあと」、障害のある子はどう生きるか? 親が我が子のためにできること

『障害のある子の「親なきあと」』 (渡部伸/主婦の友社)

「この子は、私が死んだらどうやって生きていけばいいのだろう…」我が子に障害があると、親は常にこんな不安を抱えている。子どもの成長は、親としてもちろん嬉しいものだが、成長につれて、「将来への不安感が強くなってしまう」という親御さんも多いのではないだろうか。

 こうした漠然とした不安に押しつぶされそうになる前に、親が死んだ後に障害のある子はどう生き抜いていけばよいのか、「親あるあいだ」に親は何ができるのか。それらをまとめた『障害のある子の「親なきあと」』(渡部伸/主婦の友社)を手に取ってみてほしい。

 著者である渡部伸氏は自身も知的障害者の子どもを持つ。全国をかけまわり多数の講演を続けている渡部氏は「親なきあと」相談室の主催者として、障害のある子の家族が抱える不安や悩みに耳を傾けながら、これまでに『障害のある子の家族が知っておきたい「親なきあと」』(主婦の友社)と『障害のある子が「親なきあと」にお金で困らない本』(主婦の友社)を執筆してきた。社会サービスの相談先が、ジャンルごとに別れていることもあ…

2018/9/27

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

障害のある子の「親なきあと」 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

しろくま

お金で困らないために、生活の場所、日常のケアやサポートなどについて書かれています。様々なサポートがあるのですね。地域との結びつきも大切なよう。「親あるあいだ」に準備することが大切なのですね。当事者にならないとわからないこともたくさんありますが、他人事ではなく知っておくということは大切なのかもしれないと思いました。

2018/10/17

こほ

考えなきゃいけないとはわかってるんだけどいざ読むと思ってた以上にしんどかった。挙げられているサービスの多くが多分うちの子には受けられなさそうなこともあり。またあれだよはざまだよ。とはいえどんな障害想定でも日本での出版時点での概要を把握するとっかかりとしてはいい本だと思う。こういうことを横断的に理解するのって自力のみスタートだと難しい。リタリコとかも情報の宝庫なことはわかっててもいざ自分に必要なものを探そうとするとものすごい労力と眼精疲労が必要だったりするし。とりあえず手元に置いておく。

2023/07/09

ゆき

もっと早くに読めばよかった。眠れない夜に不安で押しつぶされそうだった。気持ちが楽になりました。お国の行政を頼っていきます。

2024/03/14

sariel

知的に障害のある方々の療育に仕事で関わっている。保護者からよく親が亡くなったあとの支援について尋ねられるが、私は法務の知識が無いので、明確な答えは出せない。例え明日保護者が亡くなったとしても、障害のある方々はきちんと保護され、経済的にも環境的にもきちんと守られる事がこの本でよく分かった。日本の法律には穴が多いと思っていたが、障害者福祉に関して言えば、きちんと行政に認識されていれば、最低限の保護が受けられる事はよく分かった。より良く生きることは難しいかもしれないが、生を全うするには十分な支援が日本にはある。

2020/01/04

tu-ta

大きな不満は、知的障害者の自立生活に関する記述が一切ないこと。普通の人は知らないかもしれないが、著者は専門家なので知っていて欲しいし、知っていても触れなかったとしたら、どうかと思う。「自立生活」という言葉に抵抗があるとしたら、「パーソナルアシスタントをつけた暮らし」と呼んでもいいが、なぜそこへの目配りがないのだろうと思う。 興味がある人は【知的障害者の自立生活についての声明文プロジェクト」https://jirituseikatu.jimdo.com/ へ。2018年10月20日には東大駒場でイベントも

2018/10/08

感想・レビューをもっと見る